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ウクライナ戦争

全身やけど、失明、片足を失っても...ウクライナ負傷兵たちが失わなかった「人間らしさ」

Dauntless Soldiers

2026年3月19日(木)19時17分
横田 徹 (戦場ジャーナリスト・カメラマン)

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左足を失ったイヴァンは妻ソロミヤの勧めで演劇を始めた(1月29日、キーウ) PHOTOGRAPHS BY TORU YOKOTA

その後、キーウの病院に移され入院生活を送るイヴァンをソロミヤは毎日、献身的に介護した。

「彼のあごが砕けていたのでストローで流動食を取らなければならなかった。膝を切断する可能性があると医師から告げられたが『膝は切断しないで』と反対し、別の病院に移ったことで、結果的に膝を残すことができた」


退院後、イヴァンとソロミヤは結婚した。体が不自由になったことで夫が家に引きこもってしまうことをソロミヤは心配していた。あごの手術を担当した主治医から連絡があり、この劇団を紹介された。夫が難色を示すのではないかと心配したが、劇団に参加することに賛成した。

「左足を失ったことで生活に支障が出たが、私の人生は続いており、妻に対する責任もある。彼女の勧めもあり、リハビリの一環として劇団に参加した。私のような障害を持つ兵士たちに生きる希望を与えられたらと思う」

現在、イヴァンは演劇のほかにも昔からの趣味だったバイク、スノーボードと活動的な日々を送っている。

ワークショップに参加している兵士の中で、頭部にやけどを負ったひときわ目立つ若い兵士の姿があった。これまで負傷して障害を負った多くの兵士を見てきたが、頭部のやけどに加えて全ての指を失っていた彼のあまりにも痛ましい姿に私はカメラを向けることをためらうほどショックを受けた。

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