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葬儀に来る「派遣僧侶」は、派遣会社に営業電話を半ば強制され、5割の紹介料を取られている

2026年2月22日(日)09時35分
印南敦史 (作家、書評家)

過去の葬家に「営業電話」をしろとメールが届く

例えば、業界ナンバーワンの「みんなのお葬式」(もちろん仮名)は業界ナンバーワンの「葬儀ブローカー」で、下請けの葬儀社から4割程度、僧侶から5割以上の紹介料を取る「ピンハネ業者」だというのだ。

あるとき、そんな「みんなのお葬式」から著者のもとにメールが届く。


〔提携寺各位
 平素は弊社事業運営にご協力いただき、厚く御礼申し上げます。(略)
 今後は過去に出仕いただいた御葬家に回忌法要のご案内の電話を行なっていただくことをお願いすることになりました。
 なお、一周忌、三回忌、七回忌などの法要の依頼獲得をされた寺院さまには、葬儀に関する新規の案件を優先的に紹介させていただきます〕(153ページより)

つまり、同社を通じて葬儀関連の仕事を紹介された僧侶に、過去の葬家(施主)に対して「営業電話」をしろということだ。最後の2行は、法要依頼が獲得できなければ(「営業成績」が優れていなければ)新しい仕事は斡旋しないという意味である。

「みんなのお葬式」の契約では、僧侶が紹介された施主と直接つき合うことは許されていないらしい。にもかかわらず営業を強いるとはおかしな話だ。

しかし伝統宗派の僧侶として、著者はどうしても営業命令に従うことができなかった。

そこでしばらく様子を見ることにしたところ、後日また以下のような連絡が届いたというのだ。

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