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アメリカ外交

アジアから消えるアメリカ...中国の威圧に沈黙し、同盟国を見捨てるトランプが招く「中国勝利」

TRUMP’S SILENCE IN ASIA

2026年2月3日(火)18時15分
ミラ・ラップフーパー(米ブルッキングス研究所客員研究員)、イーライ・ラトナー(米マラソン・イニシアチブ上席研究員)

今こそ議会の責任を果たせ

トランプは北京で、貿易に関する何らかの取引をまとめるつもりだが、そこで根本的な問題が解決される可能性は低い。中国側は農産物の追加購入などを約束し、その見返りに関税の引き下げや輸出規制の緩和を引き出そうとする。しかも一部の報道によれば、トランプは中国を喜ばせるためなら台湾政策の根幹を変えることも検討しているらしい。

具体的には、台湾の独立を「支持しない」という従来の表現に替えて、独立「反対」を明記するのではないかという観測もある。文言上は些細な修正だが、そうなると台湾側は、いざという時に米軍の支援を期待できないことになる。


アメリカの約束は当てにならず、アメリカの要求に従うのは愚かなことだ──このメッセージは日本などの同盟国にもしっかり伝わっている。そうでなければ日本で、独自の核兵器保有の必要性が議論されることなど、あり得なかった。

幸いにして、トランプの訪中は4月の予定だ。まだアメリカの議会が超党派で動き、その責任を果たす時間はある。まずは台湾関係法および既存の台湾政策の根幹の維持を再確認する必要がある。それが1979年の米中国交樹立に当たって台湾関係法を成立させた議会の責任だ。

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