米ブラウン大学銃撃事件、重要参考人の男性を釈放...当局「容疑者と信じる証拠なし」
12月14日、米ロードアイランド州プロビデンスのブラウン大キャンパスで撮影。REUTERS/Maria Alejandra Cardona
米ロードアイランド州プロビデンスのブラウン大学で学生2人が死亡、9人が負傷した銃撃事件で、当局は14日夜、「重要参考人」として拘束した男性を釈放すると発表した。
連邦捜査局(FBI)のパテル長官はXへの投稿で、重要参考人はブラウン大キャンパスから車で30分の町にあるホテルの一室で拘束されたと発表していた。
プロビデンス市のスマイリー市長らは会見で、拘束された男性が釈放されると明らかにし、捜査が「別の方向」に進んでいると述べた。
同州のネロニャ司法長官は男性を拘束した理由について詳細な説明は拒んだが、「容疑者であると信じる証拠がない」と判断したため釈放することになったと話した。
また当局は、監視カメラに映っていた身元不明の人物が、現在も捜索の対象だと述べた。
大学と周辺に出されていた屋内退避命令は14日に解除された。
スマイリー市長によると、負傷者のうち7人の容体は安定している。1人は重体だが容体は安定し、もう1人は退院したという。
銃撃は13日に工学・物理学棟の教室で発生。冬休み前の試験中だった。銃撃犯は逃走し、警察が黒い服を着た男の映像を公開して行方を追っていた。
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