英国でインフルエンザ変異株が猛威...入院55%増でNHSが「最悪の事態」警告
12月11日、英医療関係者らは、国内の病院は感染力の強いインフルエンザ変異株の流行による「最悪の事態」に直面していると警告を発した。写真は
英医療関係者らは11日、国内の病院は感染力の強いインフルエンザ変異株の流行による「最悪の事態」に直面していると警告を発した。インフルエンザによる入院患者は1週間で55%増加した。
英国民保健サービス(NHS)によると、先週のインフルエンザ患者入院数は平均2660人で、この時期としては過去最高の水準。前週比で50%以上増加し、「前例のないインフルエンザの波」と表現した。
さらに深刻なのは、患者がなお増え続けておりピークが見通せないことで、NHSは今後数週間極めて困難な状況への対応が迫られるとした。
欧州は全域で例年より早く深刻なインフルエンザの流行に見舞われており、各国の保健当局はインフルエンザの変異株による感染増加に警鐘を鳴らしている。
欧州疾病対策センター(ECDC)は先月、検出数が「例年よりかなり早い時期に」増えているとし、感染のリスクの高い集団に対し、「遅延なく」ワクチンを接種するよう呼びかけた。
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