【ASEAN加盟】東ティモール、「参画優先」で11番目の席へ...ミャンマー問題と引き換えに得る「膨大な機会」とは?
‘History Is Made’: Timor-Leste Becomes ASEAN’s 11th Member
ASEAN加盟の署名式の様子(左から、アンワル・マレーシア首相、グスマン首相、カオ・キムホンASEAN事務総長) CHALINEE THIRASUPAーREUTERS
<GDP約20億ドルの若い国は「批判より参画」。ASEAN市場へ参入し、内政不干渉の原則とミャンマー問題の狭間で現実路線を選ぶ>
マレーシアで開催されたASEAN(東南アジア諸国連合)首脳会議で10月26日、全会一致で加盟が承認され、東ティモールはASEANの11番目のメンバーとなった。
急成長を遂げるASEAN(域内人口6億8000万人)への加盟は自国に「膨大な機会」をもたらすと、東ティモールのグスマン首相は述べた。
東ティモールは24年間インドネシアの占領下に置かれ、2002年に独立を果たした若い国だ。この国が貧困と闘い、産出量が減りつつある石油頼みの経済を転換するには、加盟国の協力が役立つだろう。
ただ加盟に当たっては政治的な妥協も強いられた。ASEANの「内政不干渉」の原則を守るとの名目でミャンマー軍政への批判を控える方針を取らざるを得なかったのだ。
東ティモールはGDP(約20億ドル)でASEAN加盟国中最下位、人口(約140万人)もブルネイに次いで下から2番目。
貧しい小国が加わることで、加盟国の経済格差がさらに広がる懸念もある。
アマゾンに飛びます
2026年2月24号(2月17日発売)は「ウクライナ戦争4年 苦境のロシア」特集。帰還兵の暴力、止まらないインフレ。国民は疲弊し、プーチンの足元も揺らぐ
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら






