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ギャンブル依存症

157兆円市場に膨張したイタリアのギャンブル市場...裏で進む依存症とマフィアの浸透

2025年11月10日(月)11時00分

国民に浸透

イタリア国立研究評議会が昨年発表した報告によると、22年中に少なくとも1回はギャンブルに手を出した成人は人口の43%にあたる約2050万人に上り、割合は男性の方が高かった。またこのうち110万人は日常的に、1日に少なくとも1時間をギャンブルに費やしていた。

フランチェスコさん(52、偽名)は子どもの頃からギャンブルにはまり始めた。中学生時代にはクラスメートと机に隠れてサイコロ遊びをして100リラ(5ユーロセント)を賭け、教師に叱られた。今ではギャンブル依存症は治ったと感じているが、常に誘惑を受け続けている。


ギャンブル業界関係者は業界が「責任あるギャンブル」の促進に取り組んでいると主張。政府の監督機関も過度な規制は違法ギャンブルの拡大を招き、むしろ逆効果だと指摘する。

政府高官の1人は「イタリアはギャンブルに対して現実的なアプローチを取っている。この産業が雇用や経済に貢献していることを認識し、成長を支援することに前向きだが、リスクについては慎重に監視している」と話した。

一方、スロットマシン依存から約6カ月前に抜け出した獣医のジョヴァンニさん(44、偽名)は、政府の対策は十分ではないと批判する。「まるで政府がギャンブルを奨励しているようだ。広告がいたるところにあり、テレビコマーシャルが『簡単に勝てるチャンスがある』と煽る。自分たちで問題を作り出しておきながら解決法は持っていないかのようだ」と苛立ちを隠さない。

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