習近平が迎える正念場...「第15次5カ年計画」を左右する4中全会の行方【note限定公開記事】
A Significant Plenum Session

習(中央)はイデオロギーと中国経済の現実の折り合いをどうつけるか(第20期3中全会、24年7月) XINHUA/AFLO
<新たな5カ年計画の方向性を示す共産党の会議が始まる──。絶対権力者・習近平が直面する試練と選択とは>
▼目次
1.習が自ら招いたジレンマ
2.国家経済のロードマップ
年に1~2回開催される中国共産党中央委員会の全体会議は、最高決定機関である党大会ほど広く報道されることはないが、重要な政策課題に関する意思決定の基盤が示される場だ。主要な国家政策の方向性が決定され(または修正され)、さまざまな課題について中国の計画と立場が明らかになる。
第20期中央委員会第4回全体会議(4中全会)は10月20〜23日に首都・北京で開催される。376人(第20期は党のトップである205人の中央委員と171人の候補委員、それぞれ任期5年)から成る中央委員会は、形式上は最高指導機関とされるが、実際は政治局の支配下にある。
会議は党大会の合間の5年間に通常7回開催され、党大会直後に開かれる第1回全体会議(1中全会)から順に番号が付けられる。完全非公開で行われ、出席者は会場となる北京のホテル「京西賓館」に事実上、軟禁される。
各全会にはそれぞれテーマがあり、1中全会で党指導部人事、2中全会で政府中央機関人事、3中全会で経済政策、その後は5カ年計画の骨格などが議論される。経済改革と党の統治能力強化は、党大会が近づく時期は特に重要なテーマとなる。
会議が持ち得る影響力を理解するには、過去の2つの戦略的な転換点を振り返ると分かりやすいだろう。
1978年の3中全会は鄧小平の下「改革開放」路線を打ち出し、その後40年にわたる中国の劇的な発展が始まった。40年後、2018年の2中全会では国家主席の任期制限の撤廃が提言され、習近平(シー・チンピン)が事実上、終身に近い無制限の権力を握る道が開かれた。
習が自ら招いたジレンマ
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【note限定公開記事】歴史的岐路となる?4中全会
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