最新記事
野球

ベーブ・ルースではない...最新研究が導く「史上最高」の野球選手は誰?

Greatest Baseball Players of All Time, According to Science

2025年8月20日(水)17時30分
スー・キム
伝説は書き換えられる...ベーブ・ルースを超えたとされる「真の最強打者」とは(写真はイメージです) Chris Briggs-Unsplash

伝説は書き換えられる...ベーブ・ルースを超えたとされる「真の最強打者」とは(写真はイメージです) Chris Briggs-Unsplash

<長年「神格化」されてきた往年の名選手が、時代を超えた新基準によって順位を譲った。ベーブ・ルースさえ現代スターの後塵を拝するという、意外なランキングが明らかになった>

伝説的な野球選手の故ベーブ・ルースや故ハンク・アーロンは、新しい評価方法に基づく史上最高の野球選手ランキングでは、後の時代の選手に抜かれるという結果が出た。

イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校の統計学部と歴史学部の研究チームは、さまざまな時代をまたいで野球選手を比較できる新しい統計的枠組みを開発した。

同大はこの研究について「歴史に残る選手の成績を認識・評価する方法を大きく進化させる」ことで、「昔の野球選手の方が過大評価されがち」になる論争がついに決着するかもしれないと説明している。

新しいランキングは研究チームが新たに開発した「フルハウス・モデル」の枠組みに基づいて算定した。「大リーグ(MLB)選手の特定シーズンの実績と、その選手を輩出した人材プールの大きさとのバランスを取る」ことによって、選手の評価基準を調整しているという。

最新ランキングには史上最高とされる名選手に並び、近代の選手も複数ランクインした。「フルハウス・モデルで近代の選手のランクが上昇したのは、近代の方が人材プールが大きいことによる」(研究チーム)

投資
「FXで長期投資」という投資の新たな選択肢 トライオートFX「世界通貨セレクト」とは?
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

マイクロソフト7─9月売上高、クラウド好調で予想超

ビジネス

NY外為市場=ドル上昇、FRB議長発言で12月利下

ビジネス

米メタ、第3四半期に160億ドルの一時費用計上 大

ビジネス

アルファベット、四半期売上高が予想上回る 広告・ク
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    コレがなければ「進次郎が首相」?...高市早苗を総理に押し上げた「2つの要因」、流れを変えたカーク「参政党演説」
  • 3
    【話題の写真】自宅の天井に突如現れた「奇妙な塊」にSNS震撼、誰もが恐れる「その正体」とは?
  • 4
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 5
    【クイズ】開館が近づく「大エジプト博物館」...総工…
  • 6
    女性の後を毎晩つけてくるストーカー...1週間後、雨…
  • 7
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 8
    リチウムイオンバッテリー火災で国家クラウドが炎上─…
  • 9
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 10
    怒れるトランプが息の根を止めようとしている、プー…
  • 1
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 2
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 3
    中国レアアース輸出規制強化...代替調達先に浮上した国は?
  • 4
    【話題の写真】自宅の天井に突如現れた「奇妙な塊」…
  • 5
    超大物俳優、地下鉄移動も「完璧な溶け込み具合」...…
  • 6
    熊本、東京、千葉...で相次ぐ懸念 「土地の買収=水…
  • 7
    報じられなかった中国人の「美談」
  • 8
    庭掃除の直後の「信じられない光景」に、家主は大シ…
  • 9
    シンガポール、南シナ海の防衛強化へ自国建造の多任…
  • 10
    「信じられない...」レストランで泣いている女性の元…
  • 1
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 2
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 3
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 4
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ…
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 7
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 8
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 9
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 10
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中