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イラン・イスラエル紛争

米軍が動く! 空中給油機の大移動、バンカーバスター搭載可能なB2ステルス爆撃機のスタンバイ――狙いはイランか

'Unprecedented Mass Deployment' of Warplanes Across Atlantic Fuels Fears of US War on Iran

2025年6月19日(木)18時54分
ブレット・ウィルキンズ

米政府関係者2人(匿名)が16日にロイター通信に語ったところによれば、これらの空中給油機はドナルド・トランプ米政権が中東で柔軟に軍を動かせるように配備しているもの。

軍事専門家はこの配備について、アメリカがイスラエルへの支援を拡大する、あるいはアメリカがイランに対して攻撃を行うことの前兆かもしれないと指摘する。

トランプ政権は、イスラエルがイランの核開発を阻止するために「単独で」イランに対して軍事行動を取っていると主張してきたd。

だが15日には、米軍が戦闘に参加する「可能性はある」と発言。17日にはイランが核兵器保有に「かなり近い」段階にあると主張した。トランプ政権のタルシー・ギャバード米国家情報長官は3月、イランの核開発はさほど進んでいないと結論づけたが、これを真っ向から否定した形だ。

イランはアメリカがイスラエルによる爆撃に加担していると非難。一連の爆撃でこれまでに200人以上が死亡し、このうち90%が民間人だと主張しており、アメリカが紛争への関与をさらに強めれば深刻な結果を招く可能性があると警告している。

トランプは16日、カナダ・アルバータ州で開かれたG7(主要7カ国)首脳会議の場で、アメリカがイスラエルとイランの紛争に介入する可能性を記者団に問われると「それについては話したくない」と答え、さらにこう付け加えた。「われわれは関与していない。今後、関与する可能性はあるが、現時点では関与していない」

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