トランプ大統領、中東歴訪「戦利品」の中身とは?...AI・エネルギー分野などで巨額契約

トランプ米大統領は、政権復帰後初の実質的な外遊となる4日間の湾岸歴訪に臨んだ。写真はリヤドで開催されたサウジ・米国投資フォーラムに向かうトランプ氏。13日撮影(2025年 ロイター/Brian Snyder)
トランプ米大統領は、政権復帰後初の実質的な外遊となる4日間の湾岸歴訪に臨んだ。初日となる13日には、サウジアラビアの事実上の最高権力者ムハンマド皇太子と会談し、サウジによる米国への6000億ドルの投資確約を取り付け、一連のビジネス取引への道を開いた。
サウジアラビアの国営石油会社アラムコ
米大手企業と34件の契約を締結。その価値は最大900億ドルに上る可能性があると明らかにした。米液化天然ガス(LNG)開発企業ネクストディケード、米エネルギー大手センプラ・エナジーと覚書を締結する見通しであることも発表。
カタール航空
米ボーイングからジェット機購入の契約を締結。
米エヌビディア
サウジアラビアで数十万個の人工知能(AI)向け半導体の販売を予定。第一弾として1万8000個のAI向け次世代半導体「ブラックウェル」をサウジの政府系ファンドが所有するAIスタートアップ企業「ヒュメイン」に提供する。