最新記事
ウクライナ戦争

ロシア国内エラブガの軍事工場にウクライナが「ドローン攻撃」、逃げ惑う従業員たち...映像公開

Ukraine Strikes Drone Factory 655 Miles Into Russia

2025年4月26日(土)20時33分
イザベル・バンブルーゲン

ウクライナ軍は飛行距離3000キロの新型ドローン投入へ

参謀本部は、「目標地域で命中と爆発が確認された」と述べ、被害状況を評価中であると説明した。さらに、「今回の攻撃は、ウクライナとウクライナ市民に対するロシアの侵略とテロを支援するために使用されている戦略的軍事拠点に対する正当な反撃である」と主張した。

ロシアの独立系メディア「アストラ」は、ウクライナによる長距離ドローンがエラブガを攻撃したと伝え、ドローンが撃墜される様子だとする映像を公開した。逆に工場が攻撃を受けて炎上する様子だとする映像も拡散されているが、本誌はこれらが撮影された場所や日時を確認できていない。テレグラムのチャンネルは、同地域にドローン工場があると指摘している。

ウクライナはロシアへの越境攻撃を続けており、昨年8月には、国境から約2000キロ離れたロシアのムルマンスク州にあるオレニャ空軍基地をドローンで攻撃した。

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は3月、同国軍が飛行距離3000キロの新型ドローンのテストを行ったと発表した。戦場に投入される時期は不明だが、ゼレンスキーはこの新型ドローンについて、「我が国の安全保障に役立つ長距離兵器」の1つであると述べた。

一方、ドナルド・トランプ米大統領は、戦争終結に向けた和平交渉を仲介しようとしているが、ロシアとウクライナは互いに受け入れ可能な条件を見出せていない。

ニューズウィーク日本版 コメ高騰の真犯人
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年6月24日号(6月17日発売)は「コメ高騰の真犯人」特集。なぜコメの価格は突然上がり、これからどうなるのか? コメ高騰の原因と「犯人」を探る

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

午前の日経平均は反落、中東情勢緊迫化など受け利益確

ビジネス

日鉄、買収資金借り入れの悪影響を米事業拡大で相殺=

ビジネス

EXCLUSIVE-7月から超長期債1000億円減

ワールド

イラン・イスラエルの日本人退避で空自機派遣、バス移
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:コメ高騰の真犯人
特集:コメ高騰の真犯人
2025年6月24日号(6/17発売)

なぜ米価は突然上がり、これからどうなるのか? コメ高騰の原因と「犯人」を探る

メールマガジンのご登録はこちらから。
メールアドレス

ご登録は会員規約に同意するものと見なします。

人気ランキング
  • 1
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロットが指摘する、墜落したインド航空機の問題点
  • 2
    ブラッド・ピット新髪型を「かわいい」「史上最高にかっこいい」とネット絶賛 どんなヘアスタイルに?
  • 3
    「うちの赤ちゃんは一人じゃない」母親がカメラ越しに見た「守り神」の正体
  • 4
    「サイドミラー1つ作れない」レアアース危機・第3波で…
  • 5
    大阪万博は特に外国人の評判が最悪...「デジタル化未…
  • 6
    「タンパク質」より「食物繊維」がなぜ重要なのか?.…
  • 7
    右肩の痛みが告げた「ステージ4」からの生還...「生…
  • 8
    イタリアにある欧州最大の活火山が10年ぶりの大噴火.…
  • 9
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の…
  • 10
    サイコパスの顔ほど「魅力的に見える」?...騙されず…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中