毛が「紫色」に染まった子犬...救出後に明かされたあまりに残酷な過去

バイオレットの存在は、保護施設がFacebookに「新たに収容した犬で、フォスターとレスキューが必要」と投稿したことで、マガナさんの目に留まった。

彼女は、地域の保護団体「ディス・イズ・ヒューストン」を通じて犬の一時預かりを行っており、同団体がバイオレットを引き取り、緊急の治療を行った。その後、マガナさんがフォスターとして受け入れたが、最初はとても大変だったという。

TikTokで「bristexastails」のアカウントから投稿された動画でも説明されているように、バイオレットは「ひどい状態」にあった。

「最初は団体側が彼女を入院させ、点滴を打って安定したと判断した上で、私が引き取ったの」とマガナさんは語る。

「ディス・イズ・ヒューストン」で7年間にわたり多くの犬をフォスターしてきたマガナさんだが、バイオレットには他の犬とは違う「異常」があった。それが「紫色の毛」だった。

「彼女の毛は紫だったの」とマガナさん。「時々、人は傷や切り傷の治療に使われる物質を犬に塗ることがあるんだけど、それって本来は家畜用のものだったりするのよ」

その色は、バイオレットがペットというより、まるで「家畜」として扱われていた可能性を示唆していた。それでも今、バイオレットの状況は大きく変わりつつあり、「幸せな人生を送らせる」というマガナさんの言葉は現実になり始めている。