米運輸省、サウスウエスト航空を2路線の慢性的遅延で提訴──ダイヤが非現実的

1月15日、 米運輸省と司法省は米格安航空会社(LCC)のサウスウエスト航空が非現実的なダイヤによって2路線を慢性的に遅れて運航させ、利用者の移動を妨害しているとして、同航空を相手取ってカリフォルニア州の連邦地裁に提訴した。写真は2022年12月、米シカゴの空港に駐機中の同型機(2025年 ロイター/Kamil Krzaczynski)
米運輸省と司法省は15日、米格安航空会社(LCC)のサウスウエスト航空が非現実的なダイヤによって2路線を慢性的に遅れて運航させ、利用者の移動を妨害しているとして、同航空を相手取ってカリフォルニア州の連邦地裁に提訴した。最大限の民事制裁金を科すように要求している。
運輸省によると、サウスウエストは2022年の5カ月間にわたり、シカゴ・ミッドウェイ空港とカリフォルニア州オークランドを結ぶ路線と、メリーランド州ボルティモアとオハイオ州クリーブランド間の路線で慢性的に遅れて運航していた。
ブティジェッジ運輸長官は「本日の措置は、運輸省が旅客保護のために裁判を起こす用意があるというメッセージを全ての航空会社に送るものだ」とコメントした。
一方、運輸省はLCCのフロンティア航空に対しても慢性的に遅延する便を複数運航していたとして65万ドルの罰金を科すと発表した。フロンティアは32万5000ドルを支払うことになり、今後3年以内に慢性的な遅延便が発生した場合には残額も支払わなければならなくなる。フロンティアはコメントの要請を拒否した。
サウスウエストは、運輸省が「2年以上超も前の2つの路線について」訴えたことに失望しているとコメントした。サウスウエストは09年以降の2000万便超の運航で他に違反はないとして「これらの2路線が非現実的なダイヤだという主張は、過去15年間の当社の実績と比較すると単純に信用できない」とし、「24年にサウスウエストは99%超の便をキャンセルすることなく運航し、業界をリードした」と言及した。
運輸省の基準では、月に10便以上を運航する路線で到着が30分超遅れることが50%以上あった場合、その路線は慢性的に遅延していることになる。
トランプ次期政権がこの訴訟を支持するのかどうかは分かっていない。


アマゾンに飛びます
2025年9月16日/23日号(9月9日発売)は「世界が尊敬する日本の小説36」特集。優れた翻訳を味方に人気と評価が急上昇中。21世紀に起きた世界文学の大変化とは
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
-
経理/在宅週2日!外資で働く!経理担当「シニアアカウンタント」 経理「経理事務」・英文経理
ランスタッド株式会社
- 東京都
- 月給41万6,000円
- 正社員
-
経理/在宅あり/外資系アパレルで経理事務/年収~590万円 経理「経理事務」・英文経理
ランスタッド株式会社
- 東京都
- 月給27万5,000円
- 正社員
-
事務/英語が活かせる外資系企業でスカウト・データ管理/在宅週2OK その他オフィスワーク・事務
ランスタッド株式会社
- 東京都
- 月給31万5,000円
- 正社員
-
貿易事務/外資で経験を活かす!倉庫・物流管理/在宅週2OK/~650万 貿易事務・国際事務
ランスタッド株式会社
- 東京都
- 月給41万6,000円
- 正社員