最新記事
戒厳令

韓国大統領は判断「ひどく誤った」、戒厳令巡り米国務副長官

2024年12月5日(木)10時53分
キャンベル米国務副長官

キャンベル米国務副長官は12月4日、韓国の尹錫悦大統領が3日に戒厳令を発令したことについて、判断を「ひどく誤った」との見方を示した。10月18日、ソウルで代表撮影(2024年 ロイター)

キャンベル米国務副長官は4日、韓国の尹錫悦大統領が3日に戒厳令を発令したことについて、判断を「ひどく誤った」との見方を示した。

尹氏は3日夜、「反国家勢力」の撲滅などを理由として戒厳令を発令したが、与野党に拒否されたことを受け、宣言後わずか数時間で解除した。

キャンベル氏はイベントで、米国が主要同盟国の情勢を把握していなかったのは情報活動の失敗かと問われ、大統領府を含め米国が連絡を取り合う韓国側当局者ほぼ全員が尹氏の動きに非常に驚いたと説明した。

ブリンケン米国務長官は4日、戒厳令について米国は事前に知らされていなかったと述べた。また、サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は戒厳令について米国がテレビで知ったと語った。

キャンベル氏は韓国での出来事は「非常に予測不可能で、起こりそうにない」ことだったとした。その上で「尹大統領はひどく判断を誤ったと思う」と述べた。

同時に、韓国国内の深い政治的分断にもかかわらず、与野党が戒厳令は「大きな問題をはらむ」措置だと合意できたことは同国の民主主義の強さを示すと指摘。「国民がこれはひどく非合法的なプロセスで、国民の判断に直面すると明確にする用意があったという事実の力強い象徴だ」と述べた。

韓国では今後数カ月間「困難な状況」が予想されるが、米国の目標は韓国との同盟が「完全に揺るぎない」と明確にすることだと強調した。



[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2024トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

ニューズウィーク日本版 イラン革命防衛隊
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2026年3月24号(3月17日発売)は「イラン革命防衛隊」特集。イスラム神権国家を裏からコントロールする謎の軍隊の歴史と知られざる実力

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


まちづくり
川崎が「次世代都市モデルの世界的ベンチマーク」に──「世界に類を見ない」アリーナシティプロジェクトの魅力
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

北朝鮮、22日に最高人民会議招集 憲法改正審議=K

ワールド

中東からの原油輸出、ホルムズ海峡封鎖で最低でも日量

ワールド

バンス米副大統領、トランプ氏のイラン対応「支持」 

ワールド

イスラエルのレバノン「大規模地上攻撃」回避を、英仏
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:イラン革命防衛隊
特集:イラン革命防衛隊
2026年3月24日号(3/17発売)

イスラム神権国家を裏からコントロールする謎の軍隊の歴史と知られざる実力

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    「ネタニヤフの指が6本」はなぜ死亡説につながったのか?
  • 3
    住宅建設予定地に眠っていた「大量の埋蔵金」...現在の価値でどれくらい? 誰が何のために埋めた?
  • 4
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 5
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」…
  • 6
    「筋肉はモッツァレラと同じ」...なぜウォーミングア…
  • 7
    「映画賞の世界は、はっきり言って地獄だ」――ショー…
  • 8
    幼い子供たちの「おぞましい変化」を克明に記録...「…
  • 9
    ズボンを穿き忘れてる! 米セレブ、下を穿かず「目の…
  • 10
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」と言われる外国特派員の私が思うこと
  • 4
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 5
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 6
    「このままよりはマシだ」――なぜイランで米軍の攻撃…
  • 7
    職業別の収入に大変動......タクシー運転手・自動車…
  • 8
    キャサリン皇太子妃、英連邦デー式典に出席...公開さ…
  • 9
    ズボンを穿き忘れてる! 米セレブ、下を穿かず「目の…
  • 10
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 5
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 6
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 9
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 10
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体に…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中