最新記事
航空

「このまま全員死ぬんだ...」巨大な部品が外されたまま飛行機が離陸体勢に...窓から女性が撮影した映像にネット震撼

Panicked Passenger Alerts Crew Part of Plane 'Missing' Just Before Takeoff

2024年11月22日(金)17時51分
ブライアン・ディロン
アメリカン航空の飛行機

sockagphoto-shutterstock

<作業員が翼から部品を取り外したのに機内では安全ビデオの再生がスタート──「まさかあり得ない」「このままではみんな死んでしまう」と思った女性が取った「勇敢」な行動とは?>

その光景を見た乗客は凍り付いた。離陸直前の旅客機の機体から部品が取り外されているのだ。

【動画】「巨大な部品」が外されたまま飛行機が離陸体勢に...窓から女性が撮影した映像にネット震撼

ダラス在住のテイラー・ヒルトン(26)は、ダラス・フォートワース国際空港発カリフォルニア州オレンジ郡のジョン・ウェイン空港行きのアメリカン航空便に搭乗。出発間際になって、作業員が翼から部品を取り外して車で走り去るのに気付いた。

本誌の取材に応じたヒルトンは、「部品が欠けたまま離陸するなんて、まさかあり得ないと最初は思った」と振り返る。「それから機内安全のデモが始まり『間もなく離陸する』と客室乗務員が告げたので私はすぐさま不安を口にした」

ヒルトンがTikTokに投稿した動画には、もう離陸するのかと客室乗務員に尋ね、機体の部品が欠けていると伝える自身の姿が映っている。そこに「このままではみんな死んでしまうと思った」という字幕がかぶる。

ヒルトンは、翼に取り付けられていた部品を空港作業員が外して持ち去る映像も公開した。

「操縦士は乗客に、何かが『緩んでいる』ので整備士が修理中と説明していた」「私はきっとあそこでネジを締めているのだと思った。ところが機体の部品が丸ごと外されたので、私はおかしいと思って安全デモの間に客室乗務員に知らせた」とヒルトンは続ける。

「私が不安を告げた後、客室乗務員は安全デモを中止した。それから私の動画を操縦士に見せたいのでスマホを貸してほしいと言い、どうなっているのか調べると言った」

「数分後、操縦士の機内放送があった。何も心配はなく、取り外したのは空気力学用の部品で飛行には必要ないという説明だった」

編集部よりお知らせ
ニュースの「その先」を、あなたに...ニューズウィーク日本版、noteで定期購読を開始
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

米ADP民間雇用、8月は5.4万人増 予想下回る

ビジネス

米の雇用主提供医療保険料、来年6─7%上昇か=マー

ワールド

ウクライナ支援の有志国会合開催、安全の保証を協議

ワールド

中朝首脳が会談、戦略的な意思疎通を強化
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:豪ワーホリ残酷物語
特集:豪ワーホリ残酷物語
2025年9月 9日号(9/ 2発売)

円安の日本から「出稼ぎ」に行く時代──オーストラリアで搾取される若者たちの実態は

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「怖すぎる」「速く走って!」夜中に一人ランニングをする女性、異変を感じ、背後に「見えたモノ」にSNS震撼
  • 2
    【動画あり】9月初旬に複数の小惑星が地球に接近...地球への衝突確率は? 監視と対策は十分か?
  • 3
    「見せびらかし...」ベッカム長男夫妻、家族とのヨットバカンスに不参加も「価格5倍」の豪華ヨットで2日後同じ寄港地に
  • 4
    「よく眠る人が長生き」は本当なのか?...「睡眠障害…
  • 5
    50歳を過ぎても運動を続けるためには?...「動ける体…
  • 6
    Z世代の幸福度は、実はとても低い...国際研究が彼ら…
  • 7
    【クイズ】世界で2番目に「農産物の輸出額」が多い「…
  • 8
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 9
    1日「5分」の習慣が「10年」先のあなたを守る――「動…
  • 10
    上から下まで何も隠さず、全身「横から丸見え」...シ…
  • 1
    東北で大腸がんが多いのはなぜか――秋田県で死亡率が下がった「意外な理由」
  • 2
    1日「5分」の習慣が「10年」先のあなたを守る――「動ける体」をつくる、エキセントリック運動【note限定公開記事】
  • 3
    50歳を過ぎても運動を続けるためには?...「動ける体」をつくる4つの食事ポイント
  • 4
    25年以内に「がん」を上回る死因に...「スーパーバグ…
  • 5
    豊かさに溺れ、非生産的で野心のない国へ...「世界が…
  • 6
    「怖すぎる」「速く走って!」夜中に一人ランニング…
  • 7
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 8
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害…
  • 9
    首を制する者が、筋トレを制す...見た目もパフォーマ…
  • 10
    上から下まで何も隠さず、全身「横から丸見え」...シ…
  • 1
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大ベビー」の姿にSNS震撼「ほぼ幼児では?」
  • 4
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 5
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果…
  • 6
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 7
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 8
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
  • 9
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
  • 10
    将来ADHDを発症する「幼少期の兆候」が明らかに?...…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中