最新記事
英暴動

イギリス各地で難民排斥暴動 ダンス教室襲撃は移民の仕業とデマ 英首相「極右の行為」と非難

2024年8月5日(月)11時21分

8月4日、スターマー英首相は、不法移民の排斥を求める抗議活動が難民滞在先のホテルを襲撃する事態に発展したことを受け、「極右の暴力行為」と非難し、加害者は法に基づき処罰されると述べた。写真は同日、北部ロザラムで行われた反移民デモで、ごみ箱を投げるデモ参加者(2024年 ロイター/Hollie Adams)

スターマー英首相は4日、不法移民の排斥を求める抗議活動が難民滞在先のホテルを襲撃する事態に発展したことを受け、「極右の暴力行為」と非難し、加害者は法に基づき処罰されると述べた。

英イングランド北西部サウスポートで先週、ダンス教室のイベントに参加していた女児3人が殺害され、逮捕された少年が不法移民だとの偽情報が拡散したのをきっかけに、全土で暴力的なデモが起きている。

英中部のリバプールやマンチェスター、ブリストルなどでは3日、抗議デモにより商店などが破壊され、警察官数名が負傷し、数十人が逮捕されるた。

4日には数百人のデモ参加者がイングランド北部ロザラム近郊のホテル前に集まった。英政府によると、このホテルは亡命申請している難民が滞在している。

ロイター記者よると、デモ参加者の多くはマスクや目出し帽をかぶり、警察にレンガを投げつけ、ホテルの窓ガラスを割った後、ホテル近くのゴミ箱に放火した。

スターマー氏は「今週末の極右の暴力行為を全面的に非難する」と述べ、これは犯罪的な暴力であり、正当な抗議ではないと指摘。「この暴力行為に参加した者は法の厳罰に直面することになる」と語った。

警察によると、3日の夜以降147人が逮捕されており、逮捕者はさらに増える見通し。



[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2024トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

ニューズウィーク日本版 ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2026年2月24号(2月17日発売)は「ウクライナ戦争4年 苦境のロシア」特集。帰還兵の暴力、止まらないインフレ。国民は疲弊し、プーチンの足元も揺らぐ

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

欧州外為市場=円下落、予想下回るGDP受け ドルは

ワールド

EU諸国、国益の影に隠れるべきでない 妥協必要=独

ワールド

米長官、ハンガリーとの関係「黄金時代」 オルバン首

ビジネス

独VW、28年末までにコスト20%削減を計画=独誌
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
2026年2月24日号(2/17発売)

帰還兵の暴力、ドローンの攻撃、止まらないインフレ。国民は疲弊しプーチンの足元も揺らぐ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「目のやり場に困る...」アカデミー会場を席巻したスーツドレスの「開放的すぎる」着こなしとは?
  • 2
    なぜ「あと1レップ」が筋肉を壊すのか...「高速パワートレーニング」が失速する理由
  • 3
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トランプには追い風
  • 4
    オートミール中心の食事がメタボ解消の特効薬に
  • 5
    【銘柄】マイクロソフトの株価が暴落...「AI懸念」で…
  • 6
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
  • 7
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 8
    「ヒンメルならそうした」...コスプレイヤーが消火活…
  • 9
    フロリダのディズニーを敬遠する動きが拡大、なぜ? …
  • 10
    キャサリン妃の「子供たちへの対応」が素晴らしいと…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 3
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 4
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 5
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
  • 6
    【銘柄】マイクロソフトの株価が暴落...「AI懸念」で…
  • 7
    「ヒンメルならそうした」...コスプレイヤーが消火活…
  • 8
    がんは何を食べて生き延びるのか?...「ブドウ糖」の…
  • 9
    なぜ「あと1レップ」が筋肉を壊すのか...「高速パワ…
  • 10
    ビジネスクラスの乗客が「あり得ないマナー違反」...…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 6
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 7
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 8
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中