日本の労働者の収入格差は、今やアメリカよりも大きい
このやり方で186の国のジニ係数を算出した。<図2>は、結果を度数分布の形に整理したものだ。

186カ国のジニ係数は、0.2074(スロバキア)から0.8598(ニジェール)までの値をとっている。傾向としては東欧や北欧の諸国で低く、アフリカの諸国では高い。後者では、一部の富裕層が土地や生産手段を寡占しているためだろう。
日本のジニ係数は0.4414で、186カ国の中では真ん中の少し下という位置だ。なお主要国のジニ係数は、韓国が0.4309、アメリカが0.4185、イギリスが0.4073、ドイツが0.3880、フランスが0.3636、スウェーデンが0.3002となっていて、これらの中では日本が最も高い。最近では、日本の労働者の収入格差はアメリカより大きくなっている。
収入の少ない高齢の労働者が増えていることもあるが、どの年齢層でも非正規雇用が増えていて、富める者と貧しい者の格差が広がっているのは確かだろう。
税金や社会保険料を引いた手取りのデータだと、各国のジニ係数はまた違ったものになるかもしれない。しかし近年の日本の税収をみると、所得税が減り消費税が増えている。税収に占める割合は、1990年度では所得税が43.3%、消費税が7.7%だったが、2023年度は順に30.3%、33.7%と逆転している(財務省統計)。収入格差の是正の観点から税金には「累進性」を持たせ、再分配の機能を強化するべきだ。
<資料:ILOSTAT explorer>
-
プロダクトエンジニア「ポテンシャル採用/大手や外資系など3000社に導入/HR SaaS「ミキワメ」/港区虎ノ門/web系SE・PG/東京都
株式会社リーディングマーク
- 東京都
- 年収400万円~550万円
- 正社員
-
生成AI商材/大手外資系「インサイドセールス「SV候補」」/その他コンサルティング系
ブリッジインターナショナル株式会社
- 東京都
- 年収340万円~450万円
- 正社員
-
外資系大手グループの「経理職」/年休126日/産休復帰率100%
エフシーアイジャパン株式会社
- 東京都
- 年収550万円~
- 正社員
-
人事マネージャー候補/外資系大手オンラインメディア企業
株式会社クリーク・アンド・リバー社
- 東京都
- 年収750万円~950万円
- 正社員





