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コロナに「勝利」した北朝鮮で再びロックダウン、感染拡大の原因となった軍事パレードは予定どおり?

2023年1月30日(月)12時42分
ジョン・フェン
北朝鮮軍事パレード

2022年4月に行われた軍事パレード KCNA KCNA-REUTERS

<去年5月にパンデミック発生、その後8月に「勝利宣言」した北朝鮮で再び感染拡大している。2月8日、数万人が参加する軍事パレードが予定されているが...>

昨年8月に新型コロナの根絶を宣言した北朝鮮で、再び感染が拡大しているようだ。

首都・平壌のロシア大使館のフェイスブック投稿によれば、同大使館は北朝鮮当局から、「呼吸器系疾患」の患者数の増加に伴い1月25日から5日間、平壌で都市封鎖(ロックダウン)を行うとの通告を受けた。

大使館員らは外出を控え、1日に4回検温を行うよう求められたという。平壌市民にも同様の通達が出されており、市外への移動などが厳しく制限されている。

もっとも、これで感染拡大にブレーキをかけられるかは未知数だ。北朝鮮ではコロナの検査体制が整っておらず、国民の大半はワクチン接種を受けていないとみられる。

さらに、2月8日には数万人が参加する軍事パレードが予定されており、リハーサルが行われている。

北朝鮮では昨年5月、同国初となるコロナのパンデミックが発生し、全土でロックダウンが行われたが、その引き金となったのも軍事パレードだった。

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