最新記事

海洋生物

南アのビーチで男児と女優がアシカに襲われる

2023年1月15日(日)09時50分
若道いつき
アシカ

(写真はイメージです) Alberto Carrera-iStock

<楽しげなビーチの空気が一変。人を襲った理由は?>

今月3日、南アフリカ・ケープタウンのビーチで海水浴をしていた男児と女性が小さなアシカに襲われた。不運な場面を捉えた映像はネット上で拡散され、トレンド入りしている。

【動画】ビーチで立て続けに人を襲うアシカ

現場となったのは、ケープタウン郊外にあるクリフトン・フォース・ビーチ。映像は、アシカが砂浜から海に入っていくシーンから始まる。

最初に狙われたのは、波打ち際で遊んでいた少年だった。機敏なアシカは逃げる男の子を追い回し、後ろから勢いよく襲い掛かる。足を噛まれた少年はその場に倒れ、少しの間もつれるも、駆け付けた大人たちによってなんとか救出された。

近くで泳いでいた人たちもこれを見て急いで海から出ようとする様子が確認できる。浜からは「水から出て!」と繰り返し警告する声が飛ぶも、少し深いところにいた女性が2人目の被害者となってしまった。この女性は、ドラマ『レイズド・バイ・ウルヴス/神なき惑星』などに出演する南ア生まれのアメリカ人女優ルル・テイラーだったという。

少年から離されたアシカは一目散にテイラーに接近し、次の瞬間には辺りに悲鳴が響き渡った。救出されるまでの間に6回噛まれたと後にソーシャルメディア上で明かしている。

【画像】アシカをジョーズにたとえるテイラー

目撃者によると、アシカは襲撃の前に砂浜の昆布で遊んでいたが、近くを通った何人かの海水浴客にちょっかいをかけられていたという。これがアシカを刺激させ、トラブルにつながったと見られる。

ケープタウンのエディ・アンドリュース副市長は住民と観光客に対し、海洋生物に近づかないよう呼び掛けた。

ニューズウィーク日本版 高市早苗研究
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年11月4日/11日号(10月28日発売)は「高市早苗研究」特集。課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら



今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

リーブス英財務相、広範な増税示唆 緊縮財政は回避へ

ワールド

プーチン氏、レアアース採掘計画と中朝国境の物流施設

ビジネス

英BP、第3四半期の利益が予想を上回る 潤滑油部門

ビジネス

中国人民銀、公開市場で国債買い入れ再開 昨年12月
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 3
    米沿岸に頻出する「海中UFO」──物理法則で説明がつかない現象を軍も警戒
  • 4
    「あなたが着ている制服を...」 乗客が客室乗務員に…
  • 5
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った…
  • 6
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 7
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 8
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイ…
  • 9
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 10
    「白人に見えない」と言われ続けた白人女性...外見と…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読み方は?
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    【話題の写真】自宅の天井に突如現れた「奇妙な塊」…
  • 5
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 6
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った…
  • 7
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 8
    女性の後を毎晩つけてくるストーカー...1週間後、雨…
  • 9
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 10
    だまされやすい詐欺メールTOP3を専門家が解説
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 7
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 10
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中