最新記事

ペット

なぜ犬は風呂嫌いなのか──穏やかなラブラドール、入浴を察知し一瞬で鬼の形相に

Labrador's Reaction to Bath Time Has Internet in Stitches: 'Don't Touch'

2023年1月6日(金)16時25分
スー・キム
犬

(写真はイメージです) Kuziki-iStock

<君が風呂に入れるなら、僕は悪にでもなる>

ある犬が鬼の形相で入浴を拒否する動画がTikTok上で注目を集め、370万回以上も再生された。

【動画】鬼の形相で入浴を拒否し威嚇するラブラドール

動画を投稿したのはTikTokユーザーの@haventhelabrador。主役のラブラドールは冒頭、リラックスした状態で顎を前足に乗せている。だが飼い主が「お風呂に入るよ」と言うと表情は一変。歯をむき出しにし、怒りをあらわにした。

犬にとって入浴は、皮膚や被毛を健康に保ち、臭いを抑えるために欠かせない。そして「入浴の頻度は、犬種、毛の長さ、行動、健康状態など、さまざまな要因によって異なる」と、ワシントン州立大学獣医学部付属動物教育病院は説明する。

同院によると、週に一度、犬用シャンプーを使っての入浴は安全だが、あまりに頻繁だと被毛を保護する油分を奪いすぎてしまう恐れがあるという。

また、ほとんどの犬は風呂嫌いで、入浴をストレスと感じていることもあると、フロリダ州に拠点を置くグルーミング教室のペッツ・プレイグラウンドは話す。

だが、入浴をペットにとって楽しい時間にする方法もある。同教室いわく、犬を追いかけまわさずに、座った状態で呼ぶことが重要だという。

「ペットをお風呂に入れる前には、優しい声で『お風呂』と呼びましょう。ペットを褒め、撫でてあげましょう。そうすればきっと、入浴はペットにとって飼い主との絆を深める時間になるはずです。また、おやつを使って、お風呂の時間は楽しい時間だということを犬に伝えるのも良い方法です」

加えて、熱いお湯ではなくぬるま湯を使うこと、そして顔にはシャワーを当てず、タオルで優しく拭いてあげることが大事だと、同教室はアドバイスする。

@haventhelabradorが投稿した動画には様々なコメントが寄せられた。あるTikTokユーザーは「怒っているふりをすれば風呂に入らずに済むと思ったに違いない。かわいいね」、別のユーザーは「天使のような表情が一瞬にして鬼の形相に変わった」と投稿した。

ニューズウィーク日本版 ガザの叫びを聞け
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年12月2日号(11月26日発売)は「ガザの叫びを聞け」特集。「天井なき監獄」を生きる若者たちがつづった10年の記録[PLUS]強硬中国のトリセツ

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ビジネス

米ベスト・バイ、通期予想を上方修正 年末商戦堅調で

ワールド

トランプ氏、ウクライナ和平合意「極めて近い」 詳細

ワールド

中国の米国産大豆の購入は「予定通り」─米財務長官=

ワールド

ハセットNEC委員長、次期FRB議長の最有力候補に
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ガザの叫びを聞け
特集:ガザの叫びを聞け
2025年12月 2日号(11/26発売)

「天井なき監獄」を生きるパレスチナ自治区ガザの若者たちが世界に向けて発信した10年の記録

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるようになる!筋トレよりもずっと効果的な「たった30秒の体操」〈注目記事〉
  • 2
    【銘柄】イオンの株価が2倍に。かつての優待株はなぜ成長株へ転生できたのか
  • 3
    老後資金は「ためる」より「使う」へ──50代からの後悔しない人生後半のマネープラン
  • 4
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 5
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 6
    放置されていた、恐竜の「ゲロ」の化石...そこに眠っ…
  • 7
    マムダニの次は「この男」?...イケメンすぎる「ケネ…
  • 8
    AIの浸透で「ブルーカラー」の賃金が上がり、「ホワ…
  • 9
    使っていたら変更を! 「使用頻度の高いパスワード」…
  • 10
    トランプの脅威から祖国を守るため、「環境派」の顔…
  • 1
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 2
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判殺到、そもそも「実写化が早すぎる」との声も
  • 3
    ポルノ依存症になるメカニズムが判明! 絶対やってはいけない「3つの行動」とは?【国際研究チーム】
  • 4
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 5
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 6
    マムダニの次は「この男」?...イケメンすぎる「ケネ…
  • 7
    AIの浸透で「ブルーカラー」の賃金が上がり、「ホワ…
  • 8
    「まじかよ...」母親にヘアカットを頼んだ25歳女性、…
  • 9
    海外の空港でトイレに入った女性が見た、驚きの「ナ…
  • 10
    【銘柄】イオンの株価が2倍に。かつての優待株はなぜ…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 6
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 7
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦…
  • 8
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 9
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 10
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中