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ここまで酷いことを...「揺さぶられっ子症候群」を再現する実験動画 「トラウマになる」

Viewers Stunned By 'Traumatizing' Demo Showing Shaken Baby Syndrome

2022年10月15日(土)14時36分
キャサリン・フェリス

「ベビーベッドに一人きりにされたことが原因で死亡した赤ん坊はいない、ということを理解する必要がある」と彼は述べ、さらにこう続けた。「(泣き続ける赤ん坊に困り果てた)両親は、その場を離れて自分の感情を鎮めるべきだ。赤ん坊を激しく揺さぶることは、決してやってはならない」

投稿された2本の動画のうち1本目の動画では、学生が数秒間にわたって激しく揺さぶると、赤ん坊は泣き止んだ。「本当に激しく揺さぶらないと駄目なのね」と動画の中の学生は言っている。

2本目の動画に登場する学生もまた、人形が泣き止むまで激しく揺さぶっているが、そうすることに不安を感じているように見える。指導員は学生に向かって、「赤ん坊を揺さぶるというのは、それぐらい激しく揺さぶるということだ」と述べ、さらにこう続けた。「分かるよ。心が痛むだろう?」

「親になる全ての人に体験させるべき」

動画を見た多くの人も、どのような行為が揺さぶられっ子症候群を引き起こすのかを目の当たりにして衝撃を受けたようだ。

ある人物は「(動画内の)彼女がどう感じているのかが分かって心が痛む」と書き込んだ。別のTikTokユーザーは、「子どもの発育について教える授業で同じことをしなければならなかったが、とても悲しかった」と書き込んだ。

また別の人物は、「全ての妊娠中の女性やそのパートナーに対して、子どもが生まれる前にこうした授業を受けることを義務付けるべきだ」という意見を述べた。あるTikTokユーザーは、息子が生まれた後に、病院で人形を使って同じ実験をしなければならなかったと述べた。

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