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ロシアの大規模ミサイル攻撃には、西側の防空システムも役に立たない?

Western Air Defense Systems Have Limited Effect on Putin's Mass Strikes

2022年10月11日(火)18時31分
キャサリン・ファン

米ホワイトハウスは声明で、今回のミサイル攻撃を受けてジョー・バイデン大統領がウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領と会談を行ったと明らかにした。そして、バイデンは「ウクライナに対し、高度な防空システムを含め、自衛に必要とされる支援を今後も行っていくことを約束した」と述べた。

10日の一連の空爆は、ロシアが侵攻を始めた以降では、ウクライナ送電網に対する最大規模の攻撃だったが、このミサイル攻撃の標的が無差別だったことは、「ロシアの弱点を示すものだ」とレノは指摘する。

ロシア側の攻撃対象が無差別にも見えた点については、ロシア側が、民間人に死傷者を出すことを狙っていたか、ロシア軍の訓練が不十分で標的に当てることができなかったのかのどちらかだと、レノはみている。

「いずれにせよ、ロシアが矢継ぎ早のミサイル発射を維持するのは難しいかもしれない」と、レノは指摘した。

(翻訳:ガリレオ)

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