最新記事

英王室

メーガンは「女王に無礼」「あり得ない」 トランプ前大統領が痛烈批判...新国王は「素敵な人」

Meghan Was 'Disrespectful' to the Queen, Says Trump: 'You Can't Do That'

2022年10月8日(土)18時05分
ジェームズ・クロフォード=スミス
エリザベス女王とトランプ

大統領当時のトランプとエリザベス女王(2019年6月) Chris Jackson/Pool via Reuters

<以前からメーガン批判の急先鋒として知られてきたトランプが、改めて批判を展開。ただ今回の発言には同意する人が多いはず、との声も>

アメリカのドナルド・トランプ前大統領は、イギリスのメーガン妃への批判を繰り返してきたことで知られる。そのトランプが10月4日、イギリスのテレビインタビューで、改めてメーガン妃への反感を表明した。自分はメーガン妃の「ファンではない」とし、メーガン妃は「エリザベス女王」と君主制という「概念全体」に対して「無礼だった」と述べたのだ。

■【動画】厳しいメーガン批判を繰り広げるトランプ前大統領

トランプは2019年以降、アメリカ出身のメーガン妃を公然と批判し続けている。(2018年にヘンリー王子と結婚する以前に)メーガン・マークルが、「2016年の米大統領選挙でトランプが勝利したらカナダに移住する」と発言していたことを知ったことがきっかけだ。

当時「サン」の政治編集者だったトム・ニュートン・ダンは2019年、イギリスへの公式訪問を控えたトランプに対して、「あなたが当選したらカナダに移住すると彼女は言っていた。結局、イギリスに移住したが」と伝えた。

「それは知らなかった。いや。彼女の性格が悪いとは知らなかった」とトランプは答えた。ただし、同じインタビューで、メーガン妃はイギリスの公爵夫人として「見事に」やっていくだろうとも語っている。「彼女はとてもうまくやっていくだろう。私はそう願っている」

そんなトランプは今年10月4日、英「GBニュース」の番組で行われたインタビューで、保守派の司会者ローレンス・フォックスから、2020年に夫のヘンリー王子とともに英王室を離脱してアメリカに移住し、人生を築こうとしているメーガン妃とヘンリー王子についてどう思うかと質問された。

「ハリーは尻に敷かれている」

トランプは、「私はファンではない」と答えた。「彼女については、以前からそれほどファンではなかった」。そして、ヘンリー王子は妻に支配されているという噂にそれとなく触れ、性差別的な表現をほのめかした。

「男性が女性に支配されている状態を示す言い回しがあると思うが」とトランプは前置きし、「だが、あなたの番組でその表現を使うつもりはない...なぜなら、視聴率が上がってしまうからだ」と続けた。

トランプは4月、英「トークTV」の番組で、司会者のピアーズ・モーガンに対し、こう発言していた。「ハリー(ヘンリー)王子は尻に敷かれている(whipped)。『尻に敷かれる』という表現を知っているだろうか? 詳しい説明は省略するが、ハリー王子は、今まで見たことがないほど尻に敷かれている」

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

12月FOMCでの利下げ見送り観測高まる、モルガン

ワールド

トランプ氏、チェイニー元副大統領の追悼式に招待され

ビジネス

クックFRB理事、資産価格急落リスクを指摘 連鎖悪

ビジネス

米クリーブランド連銀総裁、インフレ高止まりに注視 
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:世界も「老害」戦争
特集:世界も「老害」戦争
2025年11月25日号(11/18発売)

アメリカもヨーロッパも高齢化が進み、未来を担う若者が「犠牲」に

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判殺到、そもそも「実写化が早すぎる」との声も
  • 2
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 3
    【銘柄】イオンの株価が2倍に。かつての優待株はなぜ成長株へ転生できたのか
  • 4
    ロシアはすでに戦争準備段階――ポーランド軍トップが…
  • 5
    幻の古代都市「7つの峡谷の町」...草原の遺跡から見…
  • 6
    アメリカの雇用低迷と景気の関係が変化した可能性
  • 7
    「まじかよ...」母親にヘアカットを頼んだ25歳女性、…
  • 8
    【クイズ】中国からの融資を「最も多く」受けている…
  • 9
    EUがロシアの凍結資産を使わない理由――ウクライナ勝…
  • 10
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 3
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR動画撮影で「大失態」、遺跡を破壊する「衝撃映像」にSNS震撼
  • 4
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 5
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 6
    【銘柄】ソニーグループとソニーFG...分離上場で生ま…
  • 7
    【写真・動画】「全身が脳」の生物の神経系とその生態
  • 8
    筋肉の正体は「ホルモン」だった...テストステロン濃…
  • 9
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 10
    「まじかよ...」母親にヘアカットを頼んだ25歳女性、…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 4
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 5
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 6
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 7
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 8
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 9
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 10
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中