<旅の恥はかき捨てと思ったのか、つい口を出たのは放送禁止用語だった──>

ニューヨークで行われている国連総会に出席するために訪米した韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が、側近たちに向けた問題発言がテレビカメラに捉えらた。折しも本会議を開催している韓国国会でもこれが取り上げられ大炎上となった。SBSなどの韓国メディアが報じた。

バイデンとわずか48秒の"会談"

国連総会で現地時間20日に一般討論演説を行ったユン大統領は、翌21日にバイデン米大統領が主催するグローバルファンドの会議に出席。この会議は途上国のエイズ、結核、マラリアの三大感染症対策や保健システム強化などへの資金配分を決定しているもので、バイデン大統領も出席した。

当初はバイデン大統領との首脳会談を希望していたユン大統領だったが、バイデン大統領側がニューヨーク滞在時間を短縮したため、会談は見送られた。

本来であれば、米国の「インフレ抑制法」の導入で米国外で製造された電気自動車(EV)が2023年から税額控除対象外となることを回避するためにバイデンと交渉したかったユン大統領だったが、首脳会談が見送られたために、当初予定になかったグローバルファンドの会議に参加したのだ。

しかし、ホスト役のバイデン大統領は当然ながら忙しく、ユン大統領が会話できたのはステージ上で立ちながらのたった48秒だった。

相手にされなかった憂さ晴らしで放送禁止用語?

結局、ユン大統領にとって今回の米国訪問の一つの柱であった韓国製自動車の「インフレ抑制法」適用除外は果たせずじまいに終わった。

ここまでなら「外交的成果を出せず」といった消極的評価を受けただけで済んだだろう。ところが、ユン大統領はバイデン大統領との会話を終えて、ステージを降りたところで同行していた朴振(パク・ジン)外相と金聖翰(キム・ソンハン)国家安保室長らに向かって、放送禁止用語を使って愚痴をこぼした。

与野党対立の国会でも取り上げられ大炎上