ロシア26年予算、一部歳出10%削減へ 準備基金減で緊縮策検討
モスクワ中心部の商業施設で2月16日撮影。REUTERS/Ramil Sitdikov
[モスクワ 11日 ロイター] - ロシア政府が2026年度予算で、軍事費や公務員給与などを除いた支出について、10%削減する緊縮策を検討していると複数の関係者がロイターに明らかにした。米イスラエルによるイラン攻撃後に高騰した原油価格の動向を踏まえて最終判断することになりそうだ。 ウクライナ侵攻が5年目に入る中、ロシアは西側諸国の制裁によるエネルギー販売収入減と、経済減速による税収減に直面。財政の準備基金が減少していることから、政府はより多くの資金を基金に振り向ける方針だ。関係者の1人は、財務省が関係各省に支出削減の必要性を伝え、各省が削減項目を検討中だと述べた。関係者2人は、削減は10%だとした。 政治的に敏感な軍事支出や、公務員の給与や福祉給付金など社会的に敏感な支出は削減対象から外れる見込みという。別の関係者は、建設や道路改修といった一部の新規事業が削減対象として検討される可能性が高いとの見方を示した。 ロシアの26年1─2月の歳入は前年同期比約11%減。エネルギー収入は半減した。25年に財政赤字の見通しを2回引き上げており、26年の赤字は対国内総生産(GDP)比1.6%を見込む。ただ、米イスラエルによるイラン攻撃後、輸送の要衝ホルムズ海峡の混乱を受けて、原油価格が急騰。ロシア産原油の需要が増え、米国は対ロシア制裁の解除を検討している。 3人目の関係者は、原油価格の上昇は続かず、歳出削減が必要だと指摘。4人目の関係者は「支出削減の規模はまだ決定されていない」と語った。 ロシア財務省はコメント要請に応じなかった。
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