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インフレ加速で深刻化するアフリカの「生理の貧困」 学校諦める生徒も

2022年8月21日(日)10時48分

繰り返し使える月経カップを配布

活動家らは、ケニア、南アフリカ、ボツワナ、ザンビアの先例に倣い、もっと多くの国が、女子生徒に無料の生理用ナプキンや、洗濯可能な裏地を備えた下着や月経カップなど低価格で繰り返し利用できる製品を提供すべきだと主張している。

コフィ・カイレマテング・ニャンテング氏がガーナ担当ディレクターを務める「クッジュー?(CouldYou?)」では、グローバル規模で恵まれない境遇にある少女たちにシリコン製の月経カップを配布している。

「生理の貧困に対処するために、効率的で持続可能な方法を模索する必要がある」とニャンテング氏は述べた。有力な戦略の1つは、月経カップのように繰り返し利用可能な製品を選択肢として政策担当者に提示することだとし、シリコン製であれば最長10年は使えると説明した。

(Kent Mensah記者、翻訳:エァクレーレン)

[ロイター]


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