シンガポール､男性間性交渉を合法化へ LGBTQの団体は同性婚解禁も求める

シンガポールのリー・シェンロン首相は21日、同国は男性間における性交渉を違法とする法律条項を撤廃すると表明した。写真は2019年6月にシンガポールで撮影（2022年　ロイター/Feline Lim）

シンガポールのリー・シェンロン首相は21日、同国は男性間における性交渉を違法とする法律条項を撤廃すると表明した。ただ撤廃の正確な時期は不明。一方、結婚は男女間のものとする法律変更の方針はないとした。

首相は特に若年層を中心に、シンガポール社会で同性愛者の受け入れが進んでいると指摘。「今回の措置は正しいものであり、いまや大半のシンガポール人が受け入れると考えている」と述べた。

LGBTQ（性的少数者）の団体は植民地時代からのこの条項の撤廃を歓迎しながらも、同性婚の排除は差別の持続につながる可能性があると懸念を表明した。

LGBTQの団体はこれまでに同条項撤廃に向け多数の訴訟を起こしてきたが、全て退けられてきた。

［ロイター］

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