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豪中対立

オーストラリア、中国をWTOに提訴へ ワイン制裁関税で

2021年6月21日(月)09時49分
北京の小売店に並ぶ豪州産ワイン

オーストラリア政府は同国産ワインに対する中国の反ダンピング(不当廉売)制裁関税を巡り、世界貿易機関(WTO)に提訴する方針を明らかにした。写真は北京の小売店に並ぶ豪州産ワイン。2020年11月撮影(2021年 ロイター/Florence Lo)

オーストラリア政府は19日、同国産ワインに対する中国の反ダンピング(不当廉売)制裁関税を巡り、世界貿易機関(WTO)に提訴する方針を明らかにした。

テハン貿易相とリトルプラウド農相が共同で声明を出した。

豪中関係は、オーストラリアが2018年に5G通信網から中国の華為技術(ファーウェイ)を排除したことで悪化。さらに新型コロナウイルスの起源の調査を国際社会に呼びかけたことで一段と冷え込んだ。

中国は豪州産大麦に高率関税を導入。豪政府は昨年、WTO提訴に踏み切った。

豪政府は19日、WTOに提訴する方針を明らかにする一方で、中国と協力する用意があると表明。問題解決に向け、中国との直接協議に前向きな姿勢を示した。



[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

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