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感染第2波

東京都、20日の新型コロナ新規感染168人 東京アラート解除後の感染者が4000人突破

2020年7月20日(月)21時15分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

都内で新たに168人の新型コロナウイルスへの感染が確認され、東京アラート解除後の感染者が4000人を突破した。写真は東京アラート発動中の東京都庁。

東京都は20日、都内で新たに168人の新型コロナウイルス陽性者が確認されたと発表した。陽性者が100人を超えるのはこれで12日連続。この1週間合計では1533人と感染拡大に歯止めがかからない状態だ。

これで都内で確認された陽性者の合計は9579人、東京アラートを解除し休業要請などの規制を緩和した6月11日以降の陽性者は4159人と、4000人を突破した。

東京都では4月17日に206人の感染確認をピークに、徐々に新規陽性者が減り続け、5月23日には新規陽性者が2人まで減少。感染拡大の抑え込みに成功したかに見えたが、その後、新規陽性者が増加。7月に入ってからは連日100人以上の、感染拡大が続いている。感染者が2人と最少だった5月23日以降の累計では4450人となっている。

この日確認された陽性者のうち、20代と30代が合わせて108人で全体の64%、40代と50代は40人で23%を占める一方で、80代が3人、90代が1人と、高齢者にも感染が拡大している。また感染経路が不明な人は94人で56%を占めている。

東京都は陽性者が急増していることについて、PCR検査の実施数が1日あたり4000人以上と増えていることも理由にあげているが、陽性率も7月10日以降は6%と高まっており、感染第2波が現実のものになりつつある。

東京都・新型コロナウイルス陽性患者数

 

東京都・新型コロナウイルス陽性患者数・累計

 

PCR検査等の結果

 

感染者の現在の状況

*チャーター機帰国者、クルーズ船乗客等は含まれていない
*「重症」は、集中治療室(ICU)等での管理又は人工呼吸器管理が必要な患者数を計上
*退院者数の把握には一定の期間を要しており、確認次第数値を更新している
 


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