最新記事

韓国社会

過激演出で話題のドラマ、子役2人が問題行動で炎上 背景には韓国の国民性も?

2020年5月22日(金)21時15分
ウォリックあずみ(映画配給コーディネイター)

子役が活躍する韓流ドラマ、トップスターになる者も

韓国の人びとは、家族の絆や愛情を、日本よりも言葉や態度に出して表現することが多い。それがドラマや映画にも反映され、主人公の家族や親戚関係を詳しく描くことが多く、重要な役割での子役の登場シーンが多く感じられる。それ故、注目度も上がるため、子役から若手俳優、そしてトップスターの道へ突き進む俳優もたくさんいる。

日本で"グンちゃん"の愛称で知られるチャン・グンソクもそのひとり。6歳のときに子役モデルとしてデビューしている。また先日、第43回日本アカデミー賞最優秀女優賞を受賞したシム・ウンギョンも2004年にドラマ『張吉山』で子役デビュー。さらに、その後ドラマ『ファン・ジニ』では主人公の幼少期役を演じ、KBS演技大賞青少年演技賞を受賞するほど、子役時代から演技には定評があった。

また、日本でも多くの主演ドラマや映画が公開されている韓国を代表するベテラン女優キム・ヘスは、中学生のときにCMデビューし、その後今に至るまで出演CMは90本を超えるという。

子役ゆえの問題とは

実は、筆者も中高生時代、子役としての活動を行っていた。といっても、関西ローカルドラマに3、4本出演していた程度で、その他ミュージカルなどの舞台が中心だったが、あの頃を思い返してみると、同級生よりも先に大人の世界に一歩足を踏み入れて、周りの大人たちが一人前扱いしてくれることに妙な自信をもってしまっていたような気がする。ただの子供だったのにもかかわらず、自分のことは自分でコントロールできると勘違いしやすい環境だった。

現代の子役たちは私たちの頃と違って、すでにスマートフォンを操り、SNSをいくつも作って世界の人直接交流している。注目を集めやすい分、自分が何でも知っていて、自分ひとりの力で何でもできるものだと思い込んでも不思議ではない。その後のキャリアや人格形成にも悪い影響が出てしまいかねないだけに、親や所属事務所が、適切な管理をしてあげてほしいと願うばかりだ。


20200526issue_cover150.jpg
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2020年5月26日号(5月19日発売)は「コロナ特効薬を探せ」特集。世界で30万人の命を奪った新型コロナウイルス。この闘いを制する治療薬とワクチン開発の最前線をルポ。 PLUS レムデジビル、アビガン、カレトラ......コロナに効く既存薬は?

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米ミシガン大消費者信頼感、2月速報値は小幅改善 物

ワールド

米イラン高官が核協議、アラグチ外相「継続で合意」

ワールド

中国が秘密裏に核実験、米国が非難 新たな軍備管理合

ビジネス

ユーロ高、政治的意図でドルが弱いため=オーストリア
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:トランプの帝国
特集:トランプの帝国
2026年2月10日号(2/ 3発売)

南北アメリカの完全支配を狙うトランプの戦略は中国を利し、世界の経済勢力図を完全に塗り替える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近したイラン製ドローンを撃墜
  • 2
    エヌビディア「一強時代」がついに終焉?割って入った「最強ライバル」の名前
  • 3
    韓国ダークツーリズムが変わる 日本統治時代から「南山」、そして「ヘル・コリア」ツアーへ
  • 4
    地球の近くで「第2の地球」が発見されたかも! その…
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    がんの約4割は、日々の取り組みで「予防可能」...予…
  • 7
    鉱物資源の安定供給を守るために必要なことは「中国…
  • 8
    「右足全体が食われた」...突如ビーチに現れたサメが…
  • 9
    グラフが示す「米国人のトランプ離れ」の実態...最新…
  • 10
    「エプスタインは悪そのもの」「悪夢を見たほど」──…
  • 1
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 2
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から脱却する道筋
  • 3
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染拡大する可能性は? 感染症の専門家の見解
  • 4
    「出禁」も覚悟? ディズニーランドで緊急停止した乗…
  • 5
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 6
    グラフが示す「米国人のトランプ離れ」の実態...最新…
  • 7
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れ…
  • 8
    エプスタインが政権中枢の情報をプーチンに流してい…
  • 9
    関節が弱ると人生も鈍る...健康長寿は「自重筋トレ」…
  • 10
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 5
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 6
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 7
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 8
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 9
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 10
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中