最新記事

感染症対策

新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(17日現在)

2020年3月17日(火)20時00分

■NY連銀、16日も最大5000億ドルのレポオペ

米連邦準備理事会(FRB)の金融調節を担うニューヨーク連銀は、16日午後に最大5000憶ドルのレポオペ第2弾を実施すると発表した。

■インド中銀、新型コロナ対応措置を「検討」 現時点で利下げせず

インド準備銀行(中央銀行)は16日、新型コロナウイルスの流行に直面する中で、政策措置を「検討し、調整している」との見方を示した。

■航空各社、各国に新型コロナ対策支援呼び掛け 3航空連合が共同声明

世界の航空大手が加盟するワンワールド、スカイチーム、スターアライアンスの3航空連合は16日、共同声明を発表し、各国政府に対し新型コロナウイルスの感染拡大で影響を受けた航空各社を支援するよう呼び掛けた。

■米、全土の外出禁止令発令を検討せず=ホワイトハウス

米ホワイトハウスは16日、新型コロナウイルス対策で、全米での外出禁止令の発令を巡り積極的に検討していないと明らかにした。

■欧州投資銀、新型コロナで打撃の中小企業に最大400億ユーロ支援可能

欧州投資銀行(EIB)は欧州連合(EU)財務相に対し、新型コロナウイルスの感染拡大で影響を受けた中小企業に対し直ちに280億─400億ユーロの支援を実施できると表明した。

■オーストリア、新型コロナ感染1000人超 景気支援や融資保証供与へ

オーストリア政府は16日、新型コロナウイルス感染者が1018人に増加したことを受け、景気下支えに向けた40億ユーロの支援金に加え、20億ユーロの融資保証を供与すると発表した。

■新型コロナで全国的な措置必要、NY州知事とNY市長が呼び掛け

米ニューヨーク州のクオモ知事とニューヨーク市のデブラシオ市長は16日、新型コロナウイルス感染の封じ込めに向け州政府や地方政府がそれぞれ独自に取っている措置では不十分とし、トランプ大統領に対し全国レベルの措置を調整するよう呼び掛けた。

■英、フォード・ホンダなど製造業大手に医療器具の製造支援要請へ

英国は新型コロナウイルス対策としてフォードやホンダ、ロールスロイスなど製造業大手に対し、人工呼吸器など医療器具の製造支援を要請することが分かった。

■米、早ければ2週間以内に原油買取開始も 戦略備蓄補充=関係筋

米エネルギー省は、トランプ大統領が先週末に戦略石油備蓄(SPR)の補充を指示したことを受け、早ければ2週間以内に原油の買い取りを開始する可能性がある。同省関係者が16日、明らかにした。買い取りは数カ月間継続するとみられる。

■新型コロナ、独経済への影響は第3四半期まで継続=経済省

独経済省は16日、新型コロナウイルスの感染が欧州でも拡大していることを受け、独経済が第1・四半期に上向くとの観測は後退し、影響は少なくとも第3・四半期まで継続するとの見解を示した。

■IOCが17日に臨時理事会、競技団体とも会合 新型コロナで

国際オリンピック委員会(IOC)は17日に国際競技団体のトップと会合し、新型コロナウイルス流行への対応を協議する。電話会議による臨時理事会も開催し、最新の動向について話し合う。関係筋が明らかにした。

■IMF専務理事、協調的な財政・金融刺激を呼び掛け 新型コロナで

国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事は16日、新型コロナウイルスの感染拡大で経済に長期的な影響が及ばないよう、各国政府に対し協調的な財政・金融政策を実施するよう呼び掛けた。

■米、医療物資供給網の海外依存低減で大統領令準備=ナバロ補佐官

ナバロ米大統領補佐官(通商製造政策局長)は16日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、医療物資サプライチェーン(供給網)の海外依存低減に関する大統領令を準備中と表明した。CNBCとのインタビューで明らかにした。

■英中銀、必要に応じて再度「速やかに」追加措置=ベイリー新総裁

イングランド銀行(英中央銀行)のベイリー新総裁は16日、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大で英経済が衝撃を受けた場合、中銀は「速やかに」追加措置を取ると確約した。

*内容を追加しました。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

【関連記事】
・新型コロナウイルスでマニラ事実上の首都封鎖 初日の検問所には軍も動員、テロ警戒か
・韓国、新型コロナウイルス新規感染が2桁に減少 入国者への対策強化へ
・イタリア、新型コロナウイルス感染者1.7万人超 死者1266人で前日から25%増


20200324issue_cover150.jpg
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2020年3月24日号(3月17日発売)は「観光業の呪い」特集。世界的な新型コロナ禍で浮き彫りになった、過度なインバウンド依存が地元にもたらすリスクとは? ほかに地下鉄サリン25年のルポ(森達也)、新型コロナ各国情勢など。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ICC、ネタニヤフ氏とハマス幹部の逮捕状請求 米な

ビジネス

FRB副議長、インフレ低下持続か「判断は尚早」 慎

ワールド

英裁判所、アサンジ被告の不服申し立て認める 米への

ワールド

ウクライナ、北東部国境の町の6割を死守 激しい市街
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:スマホ・アプリ健康術
特集:スマホ・アプリ健康術
2024年5月28日号(5/21発売)

健康長寿のカギはスマホとスマートウォッチにあり。アプリで食事・運動・体調を管理する方法

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    米誌映画担当、今年一番気に入った映画のシーンは『悪は存在しない』のあの20分間

  • 2

    「隣のあの子」が「未来の王妃」へ...キャサリン妃の「ロイヤル大変貌」が話題に

  • 3

    EVが売れると自転車が爆発する...EV大国の中国で次々に明らかになる落とし穴

  • 4

    中国の文化人・エリート層が「自由と文化」を求め日…

  • 5

    半裸でハマスに連れ去られた女性は骸骨で発見された─…

  • 6

    SNSで動画が大ヒットした「雨の中でバレエを踊るナイ…

  • 7

    「EVは自動車保険入れません」...中国EVいよいよヤバ…

  • 8

    エジプトのギザ大ピラミッド近郊の地下に「謎めいた…

  • 9

    9年前と今で何も変わらない...ゼンデイヤの「卒アル…

  • 10

    「親ロシア派」フィツォ首相の銃撃犯は「親ロシア派…

  • 1

    EVが売れると自転車が爆発する...EV大国の中国で次々に明らかになる落とし穴

  • 2

    立ち上る火柱、転がる犠牲者、ロシアの軍用車両10両を一度に焼き尽くす動画をウクライナ軍が投稿

  • 3

    エジプトのギザ大ピラミッド近郊の地下に「謎めいた異常」...「極めて重要な発見」とは?

  • 4

    「EVは自動車保険入れません」...中国EVいよいよヤバ…

  • 5

    原因は「若者の困窮」ではない? 急速に進む韓国少…

  • 6

    「隣のあの子」が「未来の王妃」へ...キャサリン妃の…

  • 7

    北米で素数ゼミが1803年以来の同時大発生、騒音もダ…

  • 8

    SNSで動画が大ヒットした「雨の中でバレエを踊るナイ…

  • 9

    「まるでロイヤルツアー」...メーガン妃とヘンリー王…

  • 10

    プーチン5期目はデフォルト前夜?......ロシアの歴史…

  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 3

    EVが売れると自転車が爆発する...EV大国の中国で次々に明らかになる落とし穴

  • 4

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などで…

  • 5

    やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する…

  • 6

    立ち上る火柱、転がる犠牲者、ロシアの軍用車両10両…

  • 7

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 8

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドロ…

  • 9

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃のマタニティ姿「デニム生地…

  • 10

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中