最新記事

アップル

財布やポケットに入れてはいけない、新アップルカードにユーザーは困惑しきり

Apple's New Credit Card Should Be Kept Away From Leather And Denim

2019年8月23日(金)18時00分
イソベル・バンハーゲン

チタン製で表面がコーティングされているために取り扱いには注意が必要らしい APPLE

<変色しないように革製品やデニムからは離して、汚れたらマイクロファイバー繊維で柔らかくふき取る......>

アップルは今月20日に新たなクレジットカードサービス「アップルカード」をアメリカで開始したが、このカードの取り扱いがあまりに厄介なため、SNS上では多くのユーザーがジョーク投稿をアップしている。

アップルは、このアップルカードの「変色」を防ぐために、革製品やデニム素材から離すように指示している。しかしそれでは革製の財布やジーンズのポケットにも入れられないことになる。このため、ユーザーはその「あまりの繊細さ」に驚いている。

ツイッター上には「デニムのジーンズは全部捨てて、レザーの財布はもう使わない」とか、皮肉たっぷりに「特別な布を使って綺麗にする。財布とかポケットには入れない。合理的だね」といった投稿が溢れている。

(アップルカードを使うために新しい作業服を買ったよ)

アップルカードは他のクレジットカードとの違いが際立つように、チタン製で表面はつや消しの白で仕上げられている。アップルはカードのクリーニングや手入れ、保管方法についての注意事項を公式サイトにアップした。

それによると、もしカードが汚れたら、柔らかくて少し湿った、糸くずの出ないマイクロファイバー繊維でふき取り、さらに繊維をアルコールで少し湿らせてもう一度拭いてもいいという。一般的な家庭用洗剤や圧縮空気、エアロゾルスプレー、溶剤、研磨剤、アンモニア等は避けなければならない。

そしておそらく一般的にクレジットカードを入れておくことが多いはずの革製品やデニムに密着させると、つや消し白で仕上げられた表面が変色することがあるという。固い表面や素材のものでこするのも厳禁だ。

(シリ、ほとんどの財布って何で出来ている? シリ、ズボンの素材には何が一番使われている?)

今月アメリカでサービスが始まったこのアップルカードは、通常のクレジットカードとしても使えるが、アップルから製品を購入した場合は3%のキャッシュバックがあるところがアップルユーザーには魅力となっている。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

午後3時のドルは156円前半へ上昇、上値追いは限定

ビジネス

中国、25年の鉱工業生産を5.9%増と予想=国営テ

ワールド

中国、次期5カ年計画で銅・アルミナの生産能力抑制へ

ワールド

ミャンマー、総選挙第3段階は来年1月25日 国営メ
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ISSUES 2026
特集:ISSUES 2026
2025年12月30日/2026年1月 6日号(12/23発売)

トランプの黄昏/中国AI/米なきアジア安全保障/核使用の現実味......世界の論点とキーパーソン

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 2
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 3
    海水魚も淡水魚も一緒に飼育でき、水交換も不要...どこでも魚を養殖できる岡山理科大学の好適環境水
  • 4
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 5
    「時代劇を頼む」と言われた...岡田准一が語る、侍た…
  • 6
    「衣装がしょぼすぎ...」ノーラン監督・最新作の予告…
  • 7
    批評家たちが選ぶ「2025年最高の映画」TOP10...満足…
  • 8
    ノルウェーの海岸で金属探知機が掘り当てた、1200年…
  • 9
    「個人的な欲望」から誕生した大人気店の秘密...平野…
  • 10
    【銘柄】「Switch 2」好調の任天堂にまさかの暗雲...…
  • 1
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 2
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 3
    「食べ方の新方式」老化を防ぐなら、食前にキャベツよりコンビニで買えるコレ
  • 4
    【過労ルポ】70代の警備員も「日本の日常」...賃金低…
  • 5
    海水魚も淡水魚も一緒に飼育でき、水交換も不要...ど…
  • 6
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 7
    批評家たちが選ぶ「2025年最高の映画」TOP10...満足…
  • 8
    待望の『アバター』3作目は良作?駄作?...人気シリ…
  • 9
    懲役10年も覚悟?「中国BL」の裏にある「検閲との戦…
  • 10
    「最低だ」「ひど過ぎる」...マクドナルドが公開した…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 4
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 5
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 6
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 7
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 8
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 9
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 10
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中