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フランス

仏領ギアナ、ロケット打ち上げの下で貧困は続く

Fired Up

2019年2月12日(火)16時40分
キャサリン・ハイネット

国連の専門機関である国際電気通信連合(ITU)によれば、フランス本土では昨年、15歳以上の約80%がインターネットを利用した。仏領ギアナの数字は、これよりはるかに低い。最も新しい09年のデータによれば、人口の26%しかインターネットを利用していなかった。この数字はその後もあまり改善していないと、活動家たちは述べている。

地元の人々の苦境と不満を尻目に、ESAとヨーロッパの宇宙関連産業は目下、莫大な費用をつぎ込んで「アリアン6」という新しいロケットの開発を進めている。発射作業塔は、フランスのエンジニアたちが「動くエッフェル塔」と呼ぶくらい巨大なものだ。

リマネは言う。「私たちにはこう問い掛ける資格があるはずだ――これは私たちの土地を搾取する行為以外の何物でもないのではないか、と」

<本誌2019年02月12日号掲載>

※2019年2月12日号(2月5日発売)は「袋小路の英国:EU離脱3つのシナリオ」特集。なぜもめている? 結局どうなる? 分かりにくさばかりが増すブレグジットを超解説。暗雲漂うブレグジットの3つのシナリオとは? 焦点となっている「バックストップ」とは何か。交渉の行く末はどうなるのか。

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