最新記事

投資

ビットコイン連動の上場投資信託、申請撤回 SECの懸念表明で

2018年1月9日(火)12時17分

1月8日、仮想通貨ビットコインの値動きに連動する上場投資信託(ETF)の設定を計画していた米投資ファンド2社が、米証券取引委員会(SEC)が懸念を示したことから申請を取り下げたことが当局に提出された書類で明らかになった。写真はサンタモニカで4日撮影(2018年 ロイター/Lucy Nicholson)

仮想通貨ビットコインの値動きに連動する上場投資信託(ETF)の設定を計画していた米投資ファンド2社が、米証券取引委員会(SEC)が懸念を示したことから申請を取り下げたことが8日に当局に提出された書類で明らかになった。

2社はラファティー・アセット・マネジメントとエクスチェンジ・トレーデッド・コンセプツがそれぞれ管理するファンドで、合計で3つのビットコインETFを計画していた。両ファンドからコメントは得られていない。

書類の1つによると、SECのスタッフはビットコイン先物の「流動性とバリュエーションについて懸念を示した」という。

昨年12月に2つの大手取引所がビットコイン先物を上場したため、ファンドマネジャーらはビットコインETFの申請が承認される可能性はあると見込んでいた。

SECを含む米国の規制当局は仮想通貨への対応に頭を悩ませているが、ビットコインを直接管理する当局はない。SECがファンドを管轄する一方で、米商品先物取引委員会(CFTC)は先物取引を担当。CFTCはビットコインが金融システムに及ぼす潜在的リスクに十分に対応していないとの批判にさらされている。

同時に、ビットコイン関連商品を巡るSECの決定も注目を浴びている。

今回申請されたETFの1つは、ビットコインの1日の値動きの2倍のペースで値上がりあるいは値下がりするよう設計されている。ビットスタンプ取引所のデータによると、ビットコインは過去2年間だけで、1日の値動きが10%を上回った日が26回あった。

[ロイター]


120x28 Reuters.gif

Copyright (C) 2018トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます


ニューズウィーク日本版のおすすめ記事をLINEでチェック!

linecampaign.png

ニュース速報

ワールド

ドイツでパレード観衆に車突入、子供ら30人負傷 殺

ワールド

原油先物4%安、新型ウイルスの世界的な拡大で需要崩

ビジネス

米経済は順調、新型肺炎はリスク=クリーブランド連銀

ワールド

新型ウイルス患者が中国外で急増、感染拡大巡る懸念で

MAGAZINE

特集:上級国民論

2020-2・25号(2/18発売)

特権階級が不当に罪を逃れている── 日本を席巻する疑念と怒りの正体

※次号は2/26(水)発売となります。

人気ランキング

  • 1

    「部外者」には分かりにくい、日本の見えないマナー違反

  • 2

    国民の命は二の次か? 武漢パンデミックを後追いする日本

  • 3

    new-style(新型)coronavirus, stay reki(渡航歴)...厚労省の新型ウイルス情報の英語がひどかった

  • 4

    感染者2200万人・死者1万人以上 アメリカ、爆発的「イ…

  • 5

    「マスクは今週1億枚を供給、来月には月産6億枚体制へ…

  • 6

    新型コロナウイルス、世界各国で感染急拡大 状況ま…

  • 7

    クルーズ船対応に見る日本の組織の問題点──権限とス…

  • 8

    殺害した女性の「脳みそどんぶり」を食べた男を逮捕

  • 9

    新型コロナウイルス、人口2.6億のインドネシアで感染…

  • 10

    ロイヤルウェディングの招待状がほのめかしていたメ…

  • 1

    夜間に発電できる「反ソーラーパネル」が考案される

  • 2

    文在寅を見限った金正恩......「新型コロナ」でも問答無用

  • 3

    「部外者」には分かりにくい、日本の見えないマナー違反

  • 4

    ロイヤルウェディングの招待状がほのめかしていたメ…

  • 5

    スキー・スノボに行かなくなった(行けなくなった)…

  • 6

    感染者2200万人・死者1万人以上 アメリカ、爆発的「イ…

  • 7

    殺害した女性の「脳みそどんぶり」を食べた男を逮捕

  • 8

    クルーズ船内「悲惨な状態」 神戸大・岩田健太郎教授、…

  • 9

    新型コロナウイルス、人口2.6億のインドネシアで感染…

  • 10

    新型コロナウイルスはコウモリ由来? だとしても、…

  • 1

    「歯肉から毛が生えた」という女性の症例が世界で初めて報告される

  • 2

    一党支配揺るがすか? 「武漢市長の会見」に中国庶民の怒り沸騰

  • 3

    ヒヒにさらわれ子どもにされた子ライオンの悲劇

  • 4

    マスク姿のアジア人女性がニューヨークで暴行受ける

  • 5

    新型コロナウイルスはコウモリ由来? だとしても、…

  • 6

    夜間に発電できる「反ソーラーパネル」が考案される

  • 7

    「武漢はこの世の終末」 チャーター機乗れなかった米…

  • 8

    BTSと共演した韓国人気子役がYouTubeで炎上 虐待さ…

  • 9

    「拷問死したアメリカ人学生」がはばむ文在寅の五輪…

  • 10

    文在寅を見限った金正恩......「新型コロナ」でも問…

PICTURE POWER

レンズがとらえた地球のひと・すがた・みらい

英会話特集 グローバル人材を目指す Newsweek 日本版を読みながらグローバルトレンドを学ぶ
日本再発見 シーズン2
CCCメディアハウス求人情報
定期購読
期間限定、アップルNewsstandで30日間の無料トライアル実施中!
メールマガジン登録
CHALLENGING INNOVATOR
売り切れのないDigital版はこちら

MOOK

ニューズウィーク日本版別冊

絶賛発売中!

STORIES ARCHIVE

  • 2020年2月
  • 2020年1月
  • 2019年12月
  • 2019年11月
  • 2019年10月
  • 2019年9月