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英仏首脳会談、ブレグジット後の単一市場残留問題で隔たり

2018年1月19日(金)14時00分

1月18日、訪英したフランスのマクロン大統領(写真左)は、ロンドン近郊のサンドハースト王立陸軍士官学校でメイ英首相(写真右)と会談した。写真は英サンドハーストでの代表撮影(2018年/ロイター)

訪英したフランスのマクロン大統領は18日、ロンドン近郊のサンドハースト王立陸軍士官学校でメイ英首相と会談した。大統領は英国の欧州連合(EU)離脱に関し、メイ首相が単一市場への残留を目指せば歓迎するとした一方、現行の離脱計画ではロンドンの金融センターが現在と同等のEUへのアクセスを享受できなくなると警告した。

会談では両首脳が友好的かつ歴史的な二国間関係を称賛し合い、安全保障や防衛面での協力拡大なども協議したが、EU離脱を巡る意見の相違が再び影を落とした。

マクロン大統領は共同記者会見で、英国の金融セクターが将来の通商協定に含まれることに反対している理由についての質問に、「選択するのは英国側で、われわれではない」と強調。

「金融サービスに特別扱いのアクセスはない。金融サービスを含む単一市場へのアクセスを望むなら、私のゲスト(招待客)になってほしい。しかしそれは、予算で貢献し、欧州の司法を受け入れる必要があることを意味する」と述べた。

これに対しメイ首相は「われわれがEUを離脱すれば、もはや単一市場の正式加盟国でなくなることは認識している」としつつ、「良好な経済関係を維持することは英国だけでなくEUの利益でもあると信じる」と述べた。

[サンドハースト(英国) 19日 ロイター]


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