最新記事

トランプ次期政権

トランプの娘婿クシュナーが大統領上級顧問になる悪夢

2017年1月10日(火)18時20分
エミリー・タムキン

 またクシュナーは、中国保険大手の安邦保険集団と取引を行っており、それがトランプの対中政策にも影響している。トランプが台湾の蔡英文総統と電話会談を行ったことに関して、駐米中国大使は政権移行チームに電話を入れ、「強い不満」を表明した。その電話はクシュナーに回された、とニューヨーク・タイムズ紙は伝えている。それはクシュナーが、安邦保険集団や中国のほかの投資家たちと関わりを持っているからだ。

 さらにトランプは、クシュナーがパレスチナ問題解決の中心人物になるかもしれないとも語っている。その理由はおそらく、イスラエルのハポアリム銀行がクシュナーに繰り返し融資を行っているためだろう。同銀行はイスラエル最大手で、一説によると、アメリカ人顧客たちの税金逃れを手助けしていると言われている。

 倫理的に見れば極めて厳しいが、家族の絆にとっては素晴らしい時代が到来するようだ。おめでとう、ミスター・クシュナー。

From Foreign Policy Magazine

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

シティとスタンチャート、ドバイ従業員に在宅勤務指示

ワールド

米の対イラン戦費、最初の6日で110億ドル超と政権

ビジネス

インタビュー:市場の振れ幅拡大で収益機会広がる、好

ワールド

米、不公正貿易調査を開始 日本含む16カ国・地域対
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:教養としてのミュージカル入門
特集:教養としてのミュージカル入門
2026年3月17日号(3/10発売)

社会と時代を鮮烈に描き出すミュージカル。意外にポリティカルなエンタメの「魔力」を学ぶ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」と言われる外国特派員の私が思うこと
  • 2
    「このままよりはマシだ」――なぜイランで米軍の攻撃に支持が広がるのか
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    キャサリン皇太子妃、英連邦デー式典に出席...公開さ…
  • 5
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」…
  • 6
    「邪悪な魔女」はアメリカの歴史そのもの...歌と魔法…
  • 7
    イランがドバイ国際空港にドローン攻撃...爆発の瞬間…
  • 8
    職業別の収入に大変動......タクシー運転手・自動車…
  • 9
    40年以上ぶり...イスラエル戦闘機「F-35I」が、イラ…
  • 10
    ホルムズ封鎖で中国動く、イランと直接協議へ
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 3
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」と言われる外国特派員の私が思うこと
  • 4
    キャサリン皇太子妃、英連邦デー式典に出席...公開さ…
  • 5
    「このままよりはマシだ」――なぜイランで米軍の攻撃…
  • 6
    【長期戦はイラン有利】米側の体制転覆シナリオに暗…
  • 7
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで…
  • 8
    日本の保護者は自分と同じ「大卒」の教員に敬意を示…
  • 9
    中国はイランを見捨てた? イランの「同盟国」だっ…
  • 10
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中