最新記事

ファッション

「着る/知る」プレミアムフライデーに最適なビンテージテイストのスリムチノパン

2017年1月3日(火)10時25分
高橋一史 ※Pen Onlineより転載

イタリアの「PT01(ピーティゼロウーノ)」から2017年春夏にデビューする新シリーズ、「コンセプトチノ(CONCEPT CHINO)」から「マリンチノ(MARINE CHINO)」

「プレミアムフライデー」という新語をご存知でしょうか?経済産業省や経団連らが打ち出した試みで、月末の金曜日は仕事を午後3時で切り上げ、余暇や消費活動に使ってもらおうというもの。2017年2月24日(金)から実施され、「カジュアルフライデー」と同様に服装を軽快にする動きが広がりそうです。仕事着をアレンジするとき、気にしていただきたいのがパンツです。シャツにネクタイ姿のままでも、ボトムを変えるだけで印象がガラッと変わります。実はパンツはトップス以上に重要な、お洒落の鍵を握るアイテム。服装に緊張感を与えるのもリラックスさせるのも、カッコいいのもダサいのも、すべてはパンツしだいと言っていいでしょう。

(参考記事:雨や雪に備えたい! 都市生活にフィットする防水バッグのセレクション

 曲げ伸ばしが多い脚は、上半身と較べて運動量が大きい部位でもあります。きちんと仕立てられたパンツでないと、ストレスを感じながら日常を過ごすことにもなりかねません。今回の「着る/知る」は、大人に似合う品の良さと機能性を両立させた、パンツ専業ブランドにフォーカスします。

(参考記事:100年前の靴を履こう! 英国老舗「グレンソン」の復刻シリーズは、感涙モノのネオビンテージ

 ご紹介する一本は、イタリアの「PT01(ピーティゼロウーノ)」から2017年春夏にデビューする新シリーズ、「コンセプトチノ(CONCEPT CHINO)」のもの。この「マリンチノ(MARINE CHINO)」は、昔のワークウェアのディテールとモダンな形が見事に融合しています。生地の風合いも、サスペンダー用のボタンも、ヒップポケットやコインポケットのカーブした形状も、ビンテージ感たっぷり。シルエットはすっきりとスリムで、都会的な着こなしができます。股上が浅めで低い位置でホールドできますから、お腹が気になる人も穿きやすいでしょう。

 コットンパンツを選ぶときに大切なポイントを一つ。それは穿いてクタッとなった状態の見た目も想像すること。ウールと異なりコットンは、一日と経たずに膝の裏側に深い横じわが入り、センタークリースも消えてしまいます。軍モノのデッドストックふうのこの一本はきっと、穿き込んでも味が出るはず。専業メーカーならではの充実した機能も見逃せません。次ページにて、世界を代表するきれいめパンツの3ブランドをピックアップし、高級パンツを購入するメリットについてお話します。


newsweek_20161227_153721.jpg

腰裏にマリンチノの織りネームつき。パンツ各色 ¥37,800 PT01
問い合わせ先/PT JAPAN TEL:03-5485-0058
pt-japan.com/

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

メキシコ下院、中国などに来年最大50%の輸入関税承

ビジネス

FRB、短期債購入開始へ 市場流動性管理で

ビジネス

NY外為市場=ドル下落、FRB議長が利上げの可能性

ワールド

米、ベネズエラ沖でタンカー拿捕 一段と緊張高まる公
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ジョン・レノン暗殺の真実
特集:ジョン・レノン暗殺の真実
2025年12月16日号(12/ 9発売)

45年前、「20世紀のアイコン」に銃弾を浴びせた男が日本人ジャーナリストに刑務所で語った動機とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    中国軍機の「レーダー照射」は敵対的と、元イタリア空軍の専門家。NATO軍のプロフェッショナルな対応と大違い
  • 2
    トランプの面目丸つぶれ...タイ・カンボジアで戦線拡大、そもそもの「停戦合意」の効果にも疑問符
  • 3
    「何これ」「気持ち悪い」ソファの下で繁殖する「謎の物体」の姿にSNS震撼...驚くべき「正体」とは?
  • 4
    死者は900人超、被災者は数百万人...アジア各地を襲…
  • 5
    【クイズ】アジアで唯一...「世界の観光都市ランキン…
  • 6
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 7
    「正直すぎる」「私もそうだった...」初めて牡蠣を食…
  • 8
    「安全装置は全て破壊されていた...」監視役を失った…
  • 9
    イギリスは「監視」、日本は「記録」...防犯カメラの…
  • 10
    「韓国のアマゾン」クーパン、国民の6割相当の大規模情…
  • 1
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 2
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価に与える影響と、サンリオ自社株買いの狙い
  • 3
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だから日本では解決が遠い
  • 4
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 5
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺…
  • 6
    キャサリン妃を睨む「嫉妬の目」の主はメーガン妃...…
  • 7
    中国軍機の「レーダー照射」は敵対的と、元イタリア…
  • 8
    ホテルの部屋に残っていた「嫌すぎる行為」の証拠...…
  • 9
    戦争中に青年期を過ごした世代の男性は、終戦時56%…
  • 10
    【クイズ】アルコール依存症の人の割合が「最も高い…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 4
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 5
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 6
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 7
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 8
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 9
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 10
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中