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韓国大統領選挙は4月26日投票で確定? 出馬予定者走り出す

2017年1月27日(金)06時29分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部


ファン・ギョアン大統領権限代行が保守陣営から急浮上

 パン・ギムンが評価を下げた一方で急浮上してきたのが、パク・クネ大統領の権限停止に伴い大統領権限代行を務めているファン・ギョアン首相だ。支持率もこの1週間だけで2.3%上昇しており、3位のイ・ジェミョン城南市長とは並びつつある。こうした流れを意識してか、与党セヌリ党の幹部もファン・ギョアンを出馬候補として擁立しようと動き出している。またファン・ギョアン自身、街の市場やソウル駅などに出かけて市民との対話を活発に行い始めた。さらに旧正月の連休を前に「景気回復と国民統合のため」(韓国法務部)、過去5年間で最高となる844人の仮釈放を指示、「ファン・ギョアン大統領選挙出馬論」がにわかに本格化してきている。

(参考記事:「北の核の脅威、差し迫る」韓国ファン大統領代行、サード必要性訴え

 こうしたなかで、世論調査トップのムン・ジェインを擁する、ともに民主党の大統領選予備選挙の候補登録の受け付けが開始された。実は、ムン・ジェインのほか、3位のイ・ジェミョン、5位のアン・ヒジョンも同じともに民主党に所属している。つまりともに民主党の予備選挙が終われば自動的に大統領選候補者は半分に絞られるわけだ。

 韓国では27日から旧正月連休が始まるが、大統領選の出馬候補者たちは地元に帰り、市民たちに支持を訴えるのに忙しくなりそうだ。

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