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ベトナムが南シナ海に移動式ロケット発射台配備、「正当な権利である」

2016年8月10日(水)15時51分

 ベトナム、中国、台湾がスプラトリー諸島全域の領有権を主張している一方、フィリピン、マレーシア、ブルネイはその一部の領有権を主張している。中国国防省はロイターに対し、「中国軍は、南沙諸島周辺の海上と上空の状況を厳重に監視し続けている」と、ファクスでこう回答した。

最新のシステム

 外交筋と軍事アナリストは、ベトナムが配備した発射台は、最近イスラエルから購入した最新鋭のEXTRAロケット弾発射装置システムの一部だとみている。

 射程距離は最大150キロメートルで、重量150キロクラスのさまざまな弾頭を搭載できる。複数の標的を同時に攻撃することも可能だ。

 この最新システムによって、ベトナムは、南沙諸島の渚碧礁(スビ礁)、永暑礁(ファイアリークロス礁)、美済礁(ミスチーフ礁)で中国が建設した長さ3000メートルの滑走路と施設を、自国が領土とする21の島嶼(とうしょ)と岩礁の多くから射程に入れることができる。

「ベトナムがEXTRAシステムを入手した時、スプラトリー諸島に配備されるだろうと常に思われていた。それは完璧な武器となる」と、ストックホルム国際平和研究所で武器専門のシニアリサーチャー、シーモン・ウェゼマン氏は述べた。

 ただこれまでのところ、発射実験を行ったり、移動させたりした様子はないという。

 *内容を追加しました。

[香港 10日 ロイター]


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