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リオは便乗商法が花盛り、五輪マークのコカインまで

2016年8月9日(火)09時50分

 テントで販売されているのは五輪公式グッズだ。オリンピック模様のビキニ(85ドル)、金属製のミニチュア聖火トーチ(170ドル)、緑と黄の五輪ゴルフ競技ロゴがついたポリエステル製ネクタイ(66ドル)などだ。

「ちょっと高すぎる」。テントを訪れたクリスチャン・クルメナウアーさん(38)は、五輪セーリング競技のロゴがついた40ドルの赤ワインを見ながらそう話す。ブラジル南部にある彼の出身地近くのワイナリーで製造されたものだが、「地元ではもっと安い。ラベルはこんなに格好良くないが」と語る。

 海辺を数分ほど歩き、写真撮影向けのポーズをとる怪し気なスパイダーマンと、コパカバーナの有名な彫刻家が制作したという、オリンピックをテーマにした砂の城の横を通り過ぎると、露天商が大きな布の上に衣類を並べ、呼び込みをやっていた。

 この露天商は、五輪マークのついた白のポリエステル製Tシャツを約9ドルで売っていた。「メガストア」で売られていたコットン製公式Tシャツの3分の1の値段だ。

「2枚でたった15ドル」という売り口上を始めたとたん、別の露天商が駆け込んできて、市の警備員たちがやって来ると知らせた。もちろん、摘発のためだと彼らはよく分かっている。

「行かなくては」と露天商は叫んだ。「また来るから」と言いながら、布の端をつかみ、さっとまとめて、人々で賑わう海辺に逃げ込んでしまった。

(翻訳:エァクレーレン)



Paulo Prada
[リオデジャネイロ 2日 ロイター]


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