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イギリス

イングランドがサッカー欧州選手権でまさかの「イグジット」

2016年6月29日(水)19時40分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

思いがけない敗北に愕然となるイングランド代表 Yve Herman/REUTERS

 今月24日の国民投票で「EU離脱派」が勝利した衝撃もさめやらないイギリスで、今度はサッカーイングランド代表が驚愕の「イグジット」に見舞われた。

 フランスで開催中のサッカー欧州選手権・決勝トーナメントで今週27日、優勝候補の一角と見られていたイングランド代表チームが、大会初出場のアイスランド代表に敗れる予想外の展開となった。

 イングランド代表は、マンチェスターユナイテッド所属のキャプテン、ウェイン・ルーニーが前半にPKを決めて1点を先取したが、その後前半で相次いで2点を失点し、逆転負けに終わった。ベスト8には進出できなかった。

【参考記事】ピート・ローズの愚痴をスルーしたイチロー選手の「選球眼」

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歓喜にわくアイスランドサポーター Michael Dalder-REUTERS

 アイスランドは人口33万人の小国で今回が大会初出場。イギリスでは地元紙が「代表史上最大の屈辱」と衝撃的に報じたほか、ウォール・ストリート・ジャーナルも「イングランドが(またまた)ショックなイグジット(敗退)」と、先週世界を震撼させたEU離脱問題と絡めて報道した。

 一方で思いがけない勝利にわいたのはアイスランド。地元紙レイキャビク・グレイプバインは、「当然の結果。バイキングがイングランドを征服するのはこれが初めてではない」と、ヨーロッパの歴史と絡めて勝利を祝福した。

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