最新記事

中国経済

中国が爆買いで内需喚起、海南島を免税天国に

2016年6月1日(水)19時25分

ホテル建設ラッシュ

 海南島は気候が温暖で60以上のビーチもあることから、ディベロッパーの関心も高い。同島南端に位置する三亜市には、建設中のものも含めて、数多くの高級リゾートが集まっている。シンガポールの3倍の面積を持つ三亜市には1000を超えるホテルがあり、海棠湾(ハイタインベイ)には今後数年以内に30のホテルがオープンする見通し。

 その1つが、中国のコングロマリットの復星国際<0656.HK>と、南アのカジノリゾート「サン・シティ」のオーナーであるソル・カーズナー氏が推進する17億ドル規模の「アランティス」プロジェクトだ。

 復星国際はロイターの取材に電子メールで回答し、「復星は三亜市の今後の発展について楽観的に考えている」と強調した。

売れ筋は化粧品

 ただ、中国人の多くは最近、より手の届く商品にカネを使う傾向にあるようだ。ある日の午後、中国国旅のショッピングセンターでは、シャネル、エスティローダー、ロレアルの化粧品店に長い行列ができていたが、高級腕時計店では閑古鳥が鳴いていた。

 CLSAのアナリスト、アーロン・フィッシャー氏は、免税店がまだ限られるため、高級品の国内消費が急増する可能性は低いと話す。

 同氏は、価格だけが海外で買い物をする理由ではないと指摘。その高級品が生まれた国で買うことで、より高い満足度が得られるとの考えを示した。

 (Farah Master記者 翻訳:吉川彩 編集:橋本俊樹)

[三亜市(中国) 30日 ロイター]


120x28 Reuters.gif

Copyright (C) 2016トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

イタリア、ガザ警察訓練支援の用意 「平和評議会」に

ビジネス

豪BHP、上半期利益が22%増 銅・鉄鉱石など好調

ワールド

豪中銀、2月利上げ後の金利見通し不透明=議事要旨

ビジネス

インド、1月のモノの貿易赤字は346.8億ドル 3
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
2026年2月24日号(2/17発売)

帰還兵の暴力、ドローンの攻撃、止まらないインフレ。国民は疲弊しプーチンの足元も揺らぐ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「目のやり場に困る...」アカデミー会場を席巻したスーツドレスの「開放的すぎる」着こなしとは?
  • 2
    オートミール中心の食事がメタボ解消の特効薬に
  • 3
    なぜ「あと1レップ」が筋肉を壊すのか...「高速パワートレーニング」が失速する理由
  • 4
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 5
    「ヒンメルならそうした」...コスプレイヤーが消火活…
  • 6
    【銘柄】マイクロソフトの株価が暴落...「AI懸念」で…
  • 7
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
  • 8
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 9
    フロリダのディズニーを敬遠する動きが拡大、なぜ? …
  • 10
    アメリカが警告を発する「チクングニアウイルス」と…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 3
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 4
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 5
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
  • 6
    【銘柄】マイクロソフトの株価が暴落...「AI懸念」で…
  • 7
    「ヒンメルならそうした」...コスプレイヤーが消火活…
  • 8
    がんは何を食べて生き延びるのか?...「ブドウ糖」の…
  • 9
    なぜ「あと1レップ」が筋肉を壊すのか...「高速パワ…
  • 10
    ビジネスクラスの乗客が「あり得ないマナー違反」...…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 6
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 7
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 8
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中