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北朝鮮、米国人学生を「敵対行為」容疑で拘束と発表 

観光目的で入国した学生が「米国政府によって容認かつ操作された」敵対行為を働いた疑いで

2016年1月22日(金)18時30分

1月22日、北朝鮮は、同国に対して「敵対行為」を行ったとして、米国人大学生1人を拘束したと明らかにした。写真は北京の北朝鮮大使館で6日撮影(2016年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

 北朝鮮は22日、同国に対して「敵対行為」を行ったとして、米国人大学生1人を拘束したと明らかにした。北朝鮮によって拘束中とされる米国人はこれで2人目となる。

 国営の朝鮮中央通信(KCNA)は、この学生が観光目的で入国し、「米国政府によって容認かつ操作された」北朝鮮への敵対行為を働いたと伝えた。

 学生はバージニア大学に在籍し、旅行会社によると、今月2日に拘束されたという。

 在韓国の米国大使館当局者は、学生が拘束されたとの情報は認識していると述べた。

 北朝鮮では昨年、韓国系カナダ人牧師が逮捕され、国家転覆罪で終身刑を言い渡された。また今年に入っても、韓国系米国人が北朝鮮にスパイ容疑で拘束されているとCNNが伝えている。

[ソウル 22日 ロイター]

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Copyright (C) 2016トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

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