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難民危機

EUとトルコが首脳会談、国境管理強化など難民対策で合意

トルコへの支援基金やEU加盟交渉の加速などと引き換えに

2015年11月30日(月)08時49分

11月29日、EUはトルコのダウトオール首相(左)を招いて首脳会議を開き、難民問題について協議した。EUのトゥスク大統領と記者会見する同首相、ブリュッセルで撮影(2015年 ロイター/Yves Herman)

 欧州連合(EU)は29日、トルコのダウトオール首相を招いて首脳会議を開き、欧州に押し寄せる難民問題について協議。トルコへの支援基金やEU加盟交渉の加速などと引き換えに、トルコが国境管理の強化などで協力することで合意した。

 EUはトルコ国内の220万人のシリア難民を支援するため、30億ユーロ(32億ドル)を拠出する。また、トルコが国境管理の強化などで一定条件を満たせば、1年以内にトルコ国民がビザなしで欧州に渡航できるようにする方針で合意した。

 さらに、停滞していたトルコのEU加盟に向けた交渉を加速させることでも合意した。

[ブリュッセル 29日 ロイター]

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