最新記事

中東

ロシア外相「トルコと対立深める意向ない......」

一方で両国の政府間交流を停止するとも発言

2015年11月26日(木)11時17分

11月25日、ロシアのラブロフ外相は、トルコと対立を深める意向はないとの考えを示した。写真はソチで24日代表撮影(2015年 ロイター)

 ロシアのラブロフ外相は25日、ロシア軍機が前日トルコ軍に撃墜されたことに関連し、ロシアはトルコと対立を深める意向はないとの考えを示した。

 ラブロフ外相は記者会見で「ロシアはトルコに対し戦争を仕掛けようとは考えていない」とし、「ロシアはトルコの現在の政権に対しこれまでも疑問を呈してきた。トルコ国民に対するロシアの姿勢には変わりはない」と述べた。

 ただ、ロシア政府は今回の撃墜事件は偶発的なものではないと見なしており、今後トルコとの関係を見直すと述べた。

 同外相は今回の事件を受け25日に予定していたイスタンブール訪問を急遽中止。ロシア政府は当面トルコに代表を送る予定はなく、トルコからの訪問を受ける計画もないと述べた。

 トルコのエルドアン大統領は12月15日にモスクワを訪問する予定になっているが、予定通り訪問するかは現時点では明らかになっていない。

[モスクワ 25日 ロイター]

120x28 Reuters.gif
Copyright (C) 2015トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

日米関税合意「大きな前進」、見通し実現していけば利

ビジネス

三菱電、営業益4─6月期として過去最高 インフラな

ビジネス

日経平均は5日ぶり反発、米ハイテク決算好感 日米中

ビジネス

みずほFG、純利益予想1兆円超に上方修正 三井住友
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:トランプ関税15%の衝撃
特集:トランプ関税15%の衝撃
2025年8月 5日号(7/29発売)

例外的に低い日本への税率は同盟国への配慮か、ディールの罠か

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅で簡単にできる3つのリハビリ法
  • 2
    いま玄関に「最悪の来訪者」が...ドアベルカメラから送られてきた「悪夢の光景」に女性戦慄 「這いずり回る姿に衝撃...」
  • 3
    枕元に響く「不気味な咀嚼音...」飛び起きた女性が目にした「驚きの光景」にSNSでは爆笑と共感の嵐
  • 4
    日本人の児童買春ツアーに外務省が異例の警告
  • 5
    12歳の娘の「初潮パーティー」を阻止した父親の投稿…
  • 6
    【クイズ】1位は韓国...世界で2番目に「出生率が低い…
  • 7
    一帯に轟く爆発音...空を横切り、ロシア重要施設に突…
  • 8
    M8.8の巨大地震、カムチャツカ沖で発生...1952年以来…
  • 9
    街中に濁流がなだれ込む...30人以上の死者を出した中…
  • 10
    「自衛しなさすぎ...」iPhone利用者は「詐欺に引っか…
  • 1
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅で簡単にできる3つのリハビリ法
  • 2
    幸せホルモン「セロトニン」があなたを変える──4つの習慣で脳が目覚める「セロ活」生活のすすめ
  • 3
    囚人はなぜ筋肉質なのか?...「シックスパック」は夜つくられる
  • 4
    いきなり目の前にヒグマが現れたら、何をすべき? 経…
  • 5
    航空機パイロットはなぜ乗員乗客を道連れに「無理心…
  • 6
    中国が強行する「人類史上最大」ダム建設...生態系や…
  • 7
    「様子がおかしい...」ホテルの窓から見える「不安す…
  • 8
    【クイズ】1位は韓国...世界で2番目に「出生率が低い…
  • 9
    いま玄関に「最悪の来訪者」が...ドアベルカメラから…
  • 10
    タイ・カンボジア国境で続く衝突、両国の「軍事力の…
  • 1
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 2
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が話題に
  • 3
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅で簡単にできる3つのリハビリ法
  • 4
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...…
  • 5
    幸せホルモン「セロトニン」があなたを変える──4つの…
  • 6
    「細身パンツ」はもう古い...メンズファッションは…
  • 7
    囚人はなぜ筋肉質なのか?...「シックスパック」は夜…
  • 8
    「ベンチプレス信者は損している」...プッシュアップ…
  • 9
    ロシアの労働人口減少問題は、「お手上げ状態」と人…
  • 10
    いきなり目の前にヒグマが現れたら、何をすべき? 経…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中