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人権問題

ドイツに登場、ネオナチと闘うアプリ

2015年1月7日(水)15時21分
アンジェラ・ウォーターズ

「ゲーゲン・ナチ」のアプリは昨年11月にアンドロイド版がリリースされ、年末までに1000回以上ダウンロードされた。年末にはiOS版もリリースされた。ドイツ語、英語の他、ドイツで最も移民人口が多いトルコ語のバージョンもある。

 現在、情報提供はベルリン地域だけで行われているが、他の地域のアプリも開発中で、全国的に情報提供が始まることになっている。

 このように、モバイル技術の発展によって人権活動には、ソーシャルメディアのキャンペーンと連携するという新たなスタイルが加わった。

 例えば、ベルリンに拠点を置く反差別団体「アマデウ・アントニオ財団」が開発したアプリは、右翼活動を監視し、ドイツ全土の地図上にヘイトクライム被害者の支援拠点を表示する。

 また財団のヨハネス・バルダウフは、フランスのグループが開発した反ヘイトスピーチのアプリ「ラプリクラ」を成功例に挙げる。このアプリは、ユーザーが街中でヘイトスピーチの落書きの写真を撮って行政当局に場所を知らせ、担当者が48時間以内に落書きを消す仕組みだ。

From GlobalPost.com特約

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