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スキャンダル

タイガーよ、イタリアに来い!

2009年12月16日(水)16時35分
クリストファー・ディッキー(パリ支局長)

 第4に、イタリア人女性はキス(やそれ以上のこと)をした後、そのことを他人にしゃべってしまうかもしれない。だがそのときは君を「雄牛」と呼んでくれる。私にそうしてくれたようにね。アメリカの女たちは君のことをなんて言った? 優しい? 勘弁してくれ!

 第5に、いろんなことを言われるが、イタリア人は禁欲的な清教徒ではないし、偽善者でもない。自分が道徳的な人間だなんて言うイタリア人はいない。ラテン社会では、誰もが敬虔な仮面をかぶっているが、その下で血の通った生活を送っていることを知っている。

 だからイタリア人は君や私が繰り広げるドラマが大好きだし、そうであることについて謝罪したりしない。むしろ私たちをうらやましく思い、それをはっきり口に出して言う。私たちの妻には同情するが、彼女たちがいい暮らしをしていることも知っている。大衆は君や私より聖人ぶったりしない。もちろん共産主義者は別だが。

 Un forte abbraccio(力強いハグをこめて)

 シルビオ

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