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アルカイダ「衝撃の告白」に感謝

パキスタンの核兵器についてやっと本音を明らかにしてくれた

2009年6月22日(月)23時09分
ダニエル・ドレズナー(米タフツ大学フレッチャー法律外交大学院教授)

標的はアメリカ アルカイダの幹部ムスタファ・アブ・アル・ヤジドの映像(撮影日時不明) Reuters TV-Reuters

 ロイター通信のアイナル・エーサン記者が、国際テロ組織アルカイダによる衝撃的な発表を伝えている。


 もし可能ならアルカイダはアメリカとの戦いでパキスタンの核兵器を使用するだろうと、アルカイダの最高幹部が21日に放送されたテレビ番組の中で語った・・・・・・。

「神のおぼしめしがあれば、核兵器はアメリカ人の手に落ちることなく、イスラム聖戦士がそれを奪い取り、アメリカ人に対して使用するだろう」──アフガニスタンにおけるアルカイダの最高幹部ムスタファ・アブ・アル・ヤジドは、中東カタールの衛星テレビ局アルジャジーラとのインタビューでそう語った。


 いやあ、びっくりした! それが彼らの意図だなんてまったく知らなかった! アルカイダが核兵器に関する方針を明らかにしたのは良いことだ。その件についてはこれまであいまいだった。

 私個人としては、イスラエルに関するアルカイダの立場もよく分からない。オーディション番組『アメリカン・アイドル』で(優勝が確実視されていたのに2位に終わった)アダム・ランバートははめられたと、アルカイダが思っているかどうかも不明だ。

 真面目な話をすると、インタビューには興味深い個所が1つあった。


 もし米政府がイスラム諸国から軍隊を撤退させることに同意し、イスラエルと親欧米イスラム政権への支持をやめれば、アルカイダは10年間の停戦に応じても構わないと彼は述べた。


 私はアメリカがアルカイダとの取引に応じるべきだと言うつもりはないが、彼らが時々こうした取引を持ち掛けるのは興味深いと思う。


Reprinted with permission from Daniel W. Drezner's blog, 6/23/2009. © 2009 by Washingtonpost. Newsweek Interactive, LLC.

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