裸に無表情で「ドン引き」される覚悟...エマ・ストーンの「奇怪な変身」が魅力的すぎる理由
Emma Stone’s Freak Era
『女王陛下......』『哀れなるものたち』『憐れみの3章』と立て続けにタッグを組み、ストーンとランティモスは今やハリウッドの最強タッグの名をほしいままにしている。
ランティモスはストーンに新たな演技の可能性を探る自由を与えた。ストーンは一つ間違えば非人間的な暗い寓話になりかねないランティモス作品に一風変わったおかしみや痛々しいもろさを与えた。
『哀れなる......』のベラは難役中の難役だ。演じ方次第で寓話版ソフトコアポルノに堕してしまう。体は大人で、赤ん坊レベルの脳は急速に成長しつつあるベラ。ストーンは彼女の性の目覚めを生々しい欲望ではなく、未知の現象への好奇心として演じた。
ランティモス作品では、肉体は不都合なシロモノだ。気高い考えを持とうとしても、抑え難い欲望がうずき、自制心を打ちのめす。『女王陛下......』で初めて脱いだストーンは、『哀れなる......』ではちょくちょく裸になる。
だが、この映画のセックスシーンは彼女の肉体的な魅力よりも、体を使ったコメディーの才能を引き出している。ベラは性行為がもたらす不可解な快感を客観的に探ろうとする。これほどぎこちなくて不格好な行為が、なぜこれほど気持ちがいいのか......。
ベラを演じることで、ストーンも自分の可能性を探ったようだ。20年以上人々に愛されるチャーミングな女性を演じてきたけれど、今の自分にはどんな演技ができるのか。
ドン引きされる覚悟で
この映画では彼女は持ち前の豊かな表情をほとんど封殺している。ベラはこれまで彼女が演じてきた役柄とあまりに違うため、観客に与えるインパクトは強烈だ。カリスマ的な磁力を持つ俳優がいきなり磁極を反転させ、観客を跳ね飛ばしても、許されるかどうか試したようでもある。
それに比べれば、新作の『憐れみの3章』は気まぐれな遊びのよう。こちらは3部構成のアンソロジーで、一つ一つの話が緩やかにつながっている。その根底には、状況や力関係は変われど、支配と従属、依存と愛といった人間性の本質は変わらないというランティモスの信念がある。
個性的なキャスト陣と共に、ストーンはこの3部作で3つの役柄を演じる。支配欲に取りつかれた男の性奴隷となる女、海難事故に遭い、別人のようになって帰還した人妻、死者をよみがえらせる施術師を探すカルト信者。
この3人に共通するのは自分の感情をコントロールしようとする強烈な意思だ。そのためストーンはどの役でもほとんど無表情だが、映画の最後のほうでようやくその冷たい仮面が剝がれ落ちる(予告編でちらっと流れる、駐車場で踊るシーンがまさにそれだ)。
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